はい、おみやげおみやげ

2010年5月13日 カテゴリ:ワシでよければ

お土産上手な人っているよな。
土産物のチョイスのセンスがすごくいい人。
ワシは尊敬する。
ワシには土産物のセンスがゼロだからじゃ。
なんかいつも、誰も欲しがらんようなしょーもないグッズとか、
職場で広げても二ケ月くらい残ってしまうような饅頭とか、
中途半端なものになってしまうのがオチである。
 
だいたい観光地の土産物屋っちゅうのが曲者なんだな。
何でも欲しくなる。みな珍しいものに見えてしまうのじゃ。
ことに昔からその地で店開きしていたような
古い土産物屋なんかはたまらない。
裏路地の駄菓子屋的な妖しい空気を漂わせた、
独特な空気感を放つ店先が視界に入れば、吸い寄せられてしまう。
 
さてゴールデンウイークは例によって
ワシらのお仕事においてはあまり関係ない。
で、その憂さ晴らしっちゅうわけではないのだが、
車を西に走らせ、調子に乗って九州に行ってみた。
行く当てのない旅(旅というほどのものではない)。
調子に乗っているうちに唐津にまで着いてしまったではないか。
 
そこでの土産物屋。
さる観光地の一角に静かにたたずむ古い土産物屋。
木々の影が涼しげなプロムナードを形成しているその入り口に、
一種違う空気が流れているでないか。何かが違う。
わしの嗅覚をくすぐるキッチュな香りがそこに。
歩を進めていると・・・。
まずワシを迎えたのが、店先にたたずむこのマネキン。
watanabe_100513_1.jpg
 
松坂慶子・・・。
売り物が着せてあるでなく、なぜか顔写真が松坂慶子。
なぜに松坂慶子?主人がファンなのか?縁起がいいということか?
 
松坂慶子の上品な笑顔に魂を奪われていると、横からも視線を感じる。
ふと右に目をやると・・・
watanabe_100513_2.jpg
 
なぜか伏目がちな酒井美紀・・・。
酒井美紀が好きなのか知らんが、
なぜにこの不幸を一身に背負ったような表情の顔写真を?
 
そして視線を前にやると、そこには売り物では決してない、
無数の同じ顔つきの、あのベビーフェイスが・・・
watanabe_100513_3.jpg
 
なぜキューピー?なぜ和服やらなにやら
バラバラな衣裳を身に着けている?
 
ここまでくると物珍しいを通り越してホラーだ。
夜来たくない。
店先で前歯の抜けたザンバラ髪のじいさまに出会った日にゃ
腰を抜かすのは必定。
間違いなく食われる。
 
そんなこんなで、店を眺めて写真撮るのが精一杯で、
な〜んも土産買ってこんかったもんね。
失礼〜。