大人の音楽堂

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THE SONG OF ELTON JOHN BERNIE TAUPIN

2024年04月22日

1991年にリリースされた米・英の超大物による偉大なる、エルトン・ジョン&バーニー・トーピンのソングライター・コンビの極上のトリビュート・アルバム「TWO ROOMS」。時代はちょうど「トリビュート」いう言葉が音楽シーンに現れた頃だと記憶しています。
これだけのミューシャンが自分の個性を出しまくりで有名どころ曲をカバーしているのがこのアルバムの特長です。THE WHO、TINA TURNER、KATE BUSH、THE BEACH BOYSあたりは自分のオリジナルのような、思わず笑ってしまうくらい素晴らしい出来。当たり前なのですが、原曲のクオリティーの高さに改めて驚かされます。しかもセンスのよいアレンジに極上の演奏が加わる。星の数くらいあるカバー集の中でもトップクラスでしょう。このアルバムを聴くと、安易にカバーアルバムなんて出せないでしょう。そう思います。
 
今回オンエアでエルトン・ジョンとバーニー・トーピンの出世作、ご存知「YOUR SONG」をかけましたが、こういった超有名曲のセレクトはあまりにも偉大な曲なので危険なのです。聴く人全員が審査員みたいなのです。しかしロッド・スチュワートは渋めのアレンジでとても自然にやってのけます。声のかすれ具合が最高です。ケイト・ブッシュの「ロケットマン」言うまでもなく彼女の幻想的な世界観いっぱい。シングルリリースされ大ヒットしました。
 
ジョン・ボンジョビがカバーした「リーボンの生涯」これも最高。当時30歳前くらいでしょう。歌い上げる彼のヴォーカルにぴったり。可能ならすべての曲の日本語訳を読んでいただきたい。素晴らしい歌詞です。ということで来週はこの続き。クラプトン、スティング登場予定。お楽しみに。
 
今回オンエア
Saturday Night's Alright(For Fighting)/The Who
Rocket Man/Kate Bush
Your Song/Rod Stewart
Levon/Jon Bon Jovi
The Bich Is Back/Tina Turner

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カバー集3

2024年04月15日

予告と少々変更になりましたが、なかなか渋い有名曲が並びました。ミュージシャンならやはり自分が影響を受けた曲を演奏し可能ならきちんと録音したいと思うわけです。大物ミュージシャンも初めは誰かの曲を練習しやがてオリジナルとなる。今回の特集にあたりいろいろ聴きましたが、やはりほとんどはオリジナルに勝ることは難しいですね。しかし、センスの良い「そう来たか…」そんなのもあります。
 
カバーはたまに聴くのがいいですね。飽きてしまうんです。自分でもバンドやってて感じるんですが、あまりにも何度も弾いていたら少々飽きてくるのは事実です。たまに気に入ったカバー曲を聴いたり弾いたりがいいのかもしれない。などと言っていますが、やはり名曲は楽曲そのものが聴く人にインパクトを与えるわけで、曲の「力」を感じることは事実です。
 
今回急遽オンエアになったEAGLESのカバー。カントリー・シンガー中心のカバーアルバム「Song Of The Eagles」から2曲「Take It Easy」「Desperade」。お馴染みの曲です。このアルバムは初期のイーグルスが持っていたカントリーテイストを出す…そんなテーマでカントリー・シンガーが集められたと考えられる、とても音のいい出来になっています。気になる方は探してみてください。オリジナルもいいですがドライブのBGMにピッタリでしょう。
 
そして「リー・リトナー」「マキシ・プリースト」のボブ・マーリーのカバーも素晴らしい。このアルバムは福岡のショットバーで飲んでいた時に店でかかっていて店のマスターに教えてもらい次の日にポチりました。フュージョンの大物がこんなにおしゃれなアレンジでアルバム制作…かっこよすぎ。
 
そして我らがオールマンブラザーズバンドの「LAYLA」。ライブでのアンコールのアンコール。大サービスです。面白い。
 
次回はエルトン・ジョンの名曲カバー集です。お楽しみに。
 
今回オンエア
I SHOT THE SHERIFF/MAXI PRIEST AND LEE RITENOUR
TAKE IT EASY/TRAVIS TRITT
DESPERADO/CLINT BLACK
LAYLA/THE ALLMAN BROTHERS BAND
THE WEIGHT/LEE ANN WOMACK

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有名曲カバー集2

2024年04月08日

4月になりました。新年度も引き続きしっかり聴いていただければと思います。さて1年半振りのカバー特集、しかも超有名曲をセレクトしています。オンエアでも言いましたが、偶然にも今まで演奏したことのある曲が並びました。今でもハードロックをやってますが、なんとなく歴史を感じます。
 
今回の目玉はやはりマイク・クアトロがカバーした名曲「クリムゾン・キングの宮殿」いわずと知れたキング・クリムゾンのファーストアルバム収録の最高の曲。このマイク・クアトロはあの女性ロッカー、スージー・クアトロのお兄さんです。マルチキーボードを操るプログレの方です。テクニックもなかなかどうして、かなりの腕前。歌もそれなりに上手い。1972年リリースのアルバムに「クリムゾン・キングの宮殿」が収められています。何かうれしくなります。50年の時を経て今回CD化されています。しかも2枚。買わねばなりません。
 
この番組のカバー集になると出てくるイングヴェイ・マルムスティーン。今回はカンサスの代表曲「伝承」。相変わらずのイングヴェイ節が炸裂。この方個人的には苦手で、アルバムを通して聴くのは僕はいけんですね。音数、多過ぎ。
 
その他今回はストーン・テンプル・パイロットの演奏でのレッド・ツェッペリン「ダンシング・デイズ」。ミスター・ビッグのバント名の由来になったフリーの名曲「ミスター・ビッグ」。この曲はなんといってもヘビーなリズムにブルージーな歌と後半のベースソロ。エリック・マーティンって、上手いですね。来週もカバー集です。お付き合い下さい。
 
今回オンエア
Mr BIG/MR.BIG    
CARRY ON WAYWARD SON/YNGWIE MALMSTEEN 
COURT OF THE CRIMSON KING/MIKE QUATRO JAM BAND
DANCING DAYS/STONE TEMPLE PILOTS
SOMEBODY TO LOVE/KWEEN

 

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カバー集

2024年04月01日

新年度も番組を楽しんでいただけられたらと考えます。さて、このブログを書いているのはオンエア後の3月30日18時ごろ…期待していたプロ野球2024開幕2戦目が終わった頃…連敗です。しかも2戦とも完封負け…倒れそうです。ご存知の方も多いと思いますが「阪神タイガース」が身体にしみついているのが俺です。始まったばかりとはいえ、とてもヤバい状況です。勝負の世界はとても厳しいのです。野球の勝敗とは紙一重です。いろいろな要素がありますが、野手のポジショニングですね。1メートル右か左か、後ろか前か…これがカギです。山根由紀夫くん、いまは凹んでます。身体が重い…。まぁ俺の日々はこんな感じです。失礼いたしました。花見の時期です。昭和の頃のように満開の桜の木の下で、酒と仕出し弁当で楽しくやりたいですね。
 
さて今回は久しぶりに有名曲のカバー、カルロス・サンタナの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」最高でしょう。直球ど真ん中…素晴らしい演奏です。世界的に定番中の定番のこの曲、細かく演奏するにはとても難しいのです。有名なリフ、5度とオクターブをアップピッキングで弾きます。これには驚かされます。さすがリッチー・ブラックモア。ベースもタイム感をつかむのに大変です。まあそんなところが面白いのですが…俺も今ハードロック・バンドやってますが、カバーは楽しいですね。できるだけ本物に近い演奏、もしくは独自のアレンジ・バージョン…どちらも面白い。有名曲のカバー・アルバムは星の数ほどありますが、予算をかけずに安易にレコーディング…というのが多く、個人的ですが聴いてきたものもで「いい」と感じるのは1割くらい。まあ、そこがいいんでしょうね。曲に対する思入れがあらわれますね。しかし気楽に聴けますし面白いです。次回はこの続きです。お楽しみに。
 
今回オンエア
LED BOOTS(JEFF BECK)/VIVIAN CAMPBELL   
MISSISSIPPI QUEEN (MOUNTAIN)/OZZY OSBOURNE   
SMOKE ON THE WATER(DEEP PURPLE)/CARLOS SANTANA &JACOBY SHADDIX   
WHITE ROOM(CREAM)/DEEP PURPLE    
ROCK BOTTOM(UFO)/JOE LYNN TURNER 
SHEER HEART ATTACK(QUEEN)/JAMES LABRIE&MARTY FRIEDMAN

DEF LEPPARD

2024年03月25日

彼らの魅力は何とも心地よい「グルーブ感」です。ヘヴィーなミディアムのリズムに絡む
数本のギター、そしてジョー・エリオットのヴォーカル。HMバンドにしては洗練されたコーラスワーク。無敵です。ライブを体験したら、もう身体を動かさずにはいられない。いわゆる「ノリ」が凄いことに驚かされます。
 
まだ10代のメンバーもいるとても若いバンドとして1980年始め、NWOBHMニュー・ウェイブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィー・メタル1のブームに乗ってデビュー。あれよあれよと反響を呼び頭角を現します。特に1981年の「ハイ&ドライ」、1983年「炎のターゲット」が大ヒット。PV時代でテレビ等でも話題になりましたね。しかし1984年ドラマーのリック・アレンが交通事故で左腕を失います。メンバーは彼以外のドラマーは考えられないと彼の復帰を信じて待ちます。リック・アレンの懸命の治療とリハビリで見事復帰の両足と右手で演奏する姿はとても感動的で彼のミュージシャン魂を強く感じます。1986年モンスター・オブ・ロック出演時は歴史的演奏といわれています。そしてその後アルバム「ヒステリア」の成功で世界的バンドになります。
 
1982年から加入のギタリスト「フィル・コリン」の貢献は計り知れません。ツアーを繰り返し不動の地位を確立。しかしギタリスト「スティーブ・クラーク」が死去。後任に元DIO 、WHITESNAKEのヴィヴィアン・キャンベルが加入。ファンは歓喜。現在まで続く布陣が定着します。昨年も来日しその雄姿を見せつけました。最近は交響楽団とのコンサートそして今年はロックの殿堂入りが発表されています。このバンドの作り出す曲はかなりキャッチーでそれだけに脳内に簡単に入ってくる、ハードロック・シーンにおいて貴重です。個人的に思うのはバンド名「Def Leppard」このアルファベットの並び、Led Zeppelinみたい……。
 
さて次回は久しぶりに有名曲のカバー、ハードロック編です。何がかかるかお楽しみに。
 
今回オンエア
PHOTOGRAPH   
ANIMAL  
ROCK OF AGES  
HYSTERIA  
LET'S GET ROCKED
ACTION  

 

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LARRY CARLTON

2024年03月18日

ラリー・カールトンを知ったのはやはり「スティーリー・ダン」のアルバムですね。当時は(今も)レコードの隅から隅まで何回も読みながら聴いていましたね。ライナーノーツは勿論ジャケットの写真、メンバー、録音データ等…。スタジオミュージシャンと言う言葉を聞いたのもこの頃でした。1976年頃です。それまではハードロックを中心にプログレばかりでアーバンなミュージシャンは後回しになっていたと思います。そんなとき出会う「スティーリー・ダン」の「幻想の摩天楼」「彩」はロック少年を一皮むけた感じにします。もちろん合わせて「エアロスミス」「KISS」「QUEEN」などは聴いていましたが、それとは違う大人のロックに遭遇…。自慢げに友人に話していました。
 
改めて聴くとそのメロディー、指の速さ、正確さの凄さに驚きです。勿論バックを務める「ジェフ・ポーカロ」をはじめものすごいミュージシャンが名を連ねています。ソロとして大成功したアルバム「夜の彷徨い」は彼の代名詞ギブソン社のセミアコースティック・ギター「ES335」が響きまくります。名曲「ROOM335」は多くのギタリストがこぞってコピーしたそうです。ライブアルバム「Mr.335 LIVE IN JAPAN」は若き日のラリー・カールトン絶頂期の名盤です。可能ならぜひ聴いてみてください。その後も勢いは止まらず、「ストライクス・トワイス」「夢飛行」「フレンズ」といったアルバムをリリース。フュージョンを大きく確立します。聴けば分かりますがとにかくいいんです。
 
そんなラリー・カールトン、1988年自宅付近で、わけの分からない青年に銃撃され重傷をおいます。手術は成功しましたが、再び前のように弾けるのか?ファンならずとも音楽界は揺れます。精神的にもとても厳しく、どうなるのか…このままダメなのか…そんなことがありましたが懸命なリハビリと治療により見事復活。大変だったことでしょう。その後コンスタントに作品をリリース。ラリー・カールトンと共に大人気のリー・リトナーとのジョイントは大きな話題になりましたね。ボブ・ジェームス、ネーザン・イースト、ハービー・メイソンとのスムーズジャズ・フュージョンのフォープレイに参加。日本にも何度も来ています。TOTOのスティーブ・ルカサーとの共演はロックファンを巻き込み大きな話題になり発売もされました。彼のブルースも強烈でジャンルのボーダレスを大きく感じます。努力も凄いのでしょうが、天才です。
 
フュージョン・ギタリストの中ではアグレッシブなギタリストだと思います。メロウなフレーズは勿論、メロディアスな速弾きは驚きです。是非聴いてください。5月の来日コンサートも楽しみです。次回はデフ・レパード。お楽しみに。
 
今回オンエア
ROOM335    
RIO SAMBA  
KID CHARLEMAGNE  
STRIKES TWICE
CRUISIN'

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JULIAN LENNON

2024年03月11日

偉大なる父を持ってしまった宿命が彼の曲に反映しています。素晴らしいメロディメーカーです。ファーストアルバム1曲目の「ヴァロッテ」を聴けばすぐにわかりますね。歌詞の内容は、完全に父「ジョン・レノン」へのメッセージ。歌詞の一部ですがこんな内容です。「夕陽を見ているとあなたの事を見出すことができる。理由なんて難しいことではない。たとえあなたが僕を忘れようと、僕はあなたを愛さずにはいられない。二人の関係に変化が来るのはいつの事だろうか?川沿いの石に座りギターを弾く。いつかふたりはもっといい関係を持つことが出来るだろうか?あなたも何か間違っていることに気づいているでしょ。しかし二人はいつか強い絆で一つになれる」…こんな感じです。ご存知のようにジュリアンはほとんど父と暮らしていません。そのことが彼の感性を膨らませたかどうかはわかりませんが、感受性が強かったのでしょう。ミュージシャンとしてデビューするや否やその才能は発揮し世界的に認められました。風貌もジョンにそっくり。音楽的才能も父を彷彿させます…
 
ある意味ジュリアンの登場はミラクルだと感じています。単純に音楽ファンとしてビートルズファンとして、ある意味「蘇るジョン・レノン」です。彼のアルバムをなんとなく部屋でかけていると「癒し」を感じます。彼の中にある「翳り」のようなものが曲にいいバランスで反映されている…そんな気がします。とにかくいいのです。
 
2022年、11年振りにアルバム「ジュード」をリリースしています。60歳前にしてあの時代のリスペクトのような内容です。貫禄を感じました。最近はウクライナ支援への呼びかけでヌーノ・ヴェッテンコートとあの「イマジン」を公の場では初めて披露。時を超えた名曲へのリスペクトを抱きつつ、これまでの様々な人生経験が今のジュリアンを構築しているのでしょう。理屈ぬきに素晴らしい曲がいっぱいあります。是非聴きこんでいただきたいですね。
 
次回はフュージョン・ギタリストのレジェンド「ラリー・カールトン」登場。お楽しみに。
 
[今回オンエア]
VALOTTE
TOO LATE FOR GOODBYES
SALTWATER 
I DON’T WANNA KNOW 
DAY AFTER DAY
HELP YOURSELF

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DAVID BOWIE

2024年03月04日

アルバム「アラジンセイン」のカバーデザインに驚きました。デヴィッド・ボウイの顔に、あの稲妻のようなメイク。強烈です。最もインパクトのあるジャケットの1枚ですね。彼は時代とともに1歩も2歩も先を見ていたように感じます。「出火吐暴威」、これもインパクトがありました。漢字テストに出して欲しいくらいです。
 
とにかくスタイル、寒いマスク、髪型、どれをとっても洗練されていて、フシギな世界観がサウンドに反映されていると思います。40年くらい前、深夜のテレビ映画で「地球に落ちて来た男」を偶然観ました。感動的な作品です。あの無表情の横顔…霧の森をただ歩くだけで彼の世界があふれています。もう一度DVDでも探して観てみようと思います。
 
今回は1969年~1974年くらいの代表曲のオンエアでしたが、やはりとてもいい意味で勢いや若さがカッコいい。ミック・ロンソンのギターが素晴らしい。「スパイダー・フロム・マーズ」というバンド名がなんともカッコいい。1973年の初来日公演では広島でもコンサートをしています。この山口県からも行った方もいるでしょうが、俺はまだ田舎の中学生、ミュージックライフ誌を見るくらいでした。しかしアルバム「世界を売った男」「ジギー・スターダスト」はインパクトだらけ、ハードロックやプログレ全盛期にグラムロックというジャンルをT・REXと共に確立しました。
 
その後ブラックミュージックへ傾向。「ヤング・アメリカン」等大ヒット曲を出し、1980年代には「レッツ・ダンス」がまたまた大ヒット。そして役者としても活躍し、「戦場のメリークリスマス」は言うまでもありませんね。もっともっと評価されるべきミュージシャンです。
 
次回はジュリアン・レノンです。素晴らしいメロディをじっくり楽しんでください。
 
 
【今回オンエア】
SPACE ODDITY   
STARMAN 
ZIGGY STARDUST  
YOUNG AMERICANS 
CHANGES

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RAINBOW

2024年02月26日

今回は久しぶりのRAINBOW、3枚目のスタジオアルバム「バビロンの城門」。ロニー・ジェイムス・ディオ、コージー・パウエルにとってはレインボー最後のアルバム。大きなお城に変化が起きる前ぶれのような…?しかし全8曲渾身の出来であります。様式美の教科書のような内容。炸裂するリッチー・ブラックモアの世界…ライブの方がその迫力を感じることが出来ますが、どうしてとても丁寧な演奏に録音です。ノーミュートの26インチツーバスは他で聴くことはなかなか難しいことでしょう。ディープ・パープルからリッチー・ブラックモアが脱退。数年後に解散。とても残念でしたが「RAINBOW」「WHITESNAKE」とモンスターバンドが生まれたことは非常に喜ばしいことです。本家?DEEP PURPLEも再結成以来頑張っています。
 
さて「様式美ハードロック」の魅力は言うまでもなく起承転結の「曲構成」、インパクトのある「リフ」、各メンバーの聴かせどころが散りばめられた上でのメインの「ギター(キーボード)ソロ」。そして言うまでもなく「ヴォーカルの存在感」。DEEP PURPLE、RAINBOWは様式美。LED ZEPPELINは構築美と音楽雑誌で表現されていました。高校生の時、例の「ヤングミュージックショー」で当時西ドイツミュンヘンでのレインボーのライブがテレビ放送。大騒ぎであります。その後完全盤がオフィシャルでフルサイズのリリース。ハードロックファンの中では定番中の定番の映像作品。久しぶりに大きな音で鑑賞しました。やはり最高ですね。
 
次回は初登場「DAVID BOWIE」1970年代の代表曲をセレクト。お楽しみに。
 
 
【今回オンエア】
Long Live Rock 'n' Roll  
Gates of Babylon 
Kill the King
Rainbow Eyes

 

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BON JOVI

2024年02月19日

彼らの初来日は歴史的ミュージック・イベント「スーパーロックインジャパン1984」。デビューしたばかりではありますが、国内では「夜明けのラナウェイ」がヒットして受けまくっていました。ヘッドライナーに「マイケル・シェンカー・グループ」「ホワイトスネイク」、ゲスト「スコーピオンズ」、そしてカナダの「アンヴィル」。凄い顔ぶれです。ボン・ジョビは唯一アメリカ出身のバンドで、キャッチーでスピード感のある若々しいステージでした。
 
ニュージャージー出身、歌だけを聴くとブルース・スプリングスティーンのような、いかにもアメリカ…そんな感じを受けます。ストレートなロックで「勢い」を最も感じるバンドのひとつでしょう。リッチー・サンボラの作り出すギターリフの存在がジョンの歌を引き立てています。1980年代の少しミーハー的に感じたサウンドも1990年代に入りどんどん大人のサウンドというか、渋めの奥行きを感じるヘヴィーなサウンドが出てきて益々人気が上がったと思います。アルバム「ニュージャージー(1988)」「キープ・ザ・フェイス(1992)」では頂点に達したと言っていいでしょう。個人的には当時あまり聴きこんではいなかったのですが改めて聴くとそのすごさに気づきます。
 
ライブも何回か行きました。その人気の凄さに驚き、真のライブバンドだと感じましたね。コンサートレポートの仕事の時ステージやや後方から鑑賞しました。正面から観るのと違い普段は観れないものまで見えかなり楽しめましたね。CDで聴くのとはまるで違いライブでの曲構成やスタジオ盤では聴けないアレンジ、世界中をツアーしているモンスター級のライブバンドでした。一部のロックファンからはミーハー的に思われているところがありますが、それは間違いですね。
 
もうすぐ62歳になるジョン・ボンジョヴィ。これからの作品がたのしみです。素晴らしい才能だと思います。難しい曲を作り演奏することはそんなに難しくはありません。いかにキャッチーでクオリティの高い曲を書く…とても難しいことなのです。その点ボン・ジョヴィは極めています。
 
次回は久しぶりのリッチー・ブラックモア。コージー・パウエル、ロニー・ジェイムス・ディオとの「バビロンの城門」を中心にセレクト。お楽しみに。
 
 
【今回オンエア】
LAY YOUR HANDS ON ME  
KEEP THE FAITH  
LOST HIGH WAY   
THIS HOUSE IS NOT FOR SALE   
BOUNCE
SATURDAY NIGHT GAVE ME SUNDAY MORNING

 

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