■「村の職員はわからん」村長の不信任決議案が可決 豪雨被災の球磨村(熊本県)
球磨村村議会が12日開かれ、松谷浩一村長に対する不信任決議案が提出され可決されました。今後、村長は失職か議会の解散を選ぶこととなります。
12日、最終日を迎えた球磨村の村議会。
■高澤康成 村議
「松谷村長による正常な行政運営や判断は不可能」
松谷浩一村長に対する不信任決議案が提出されました。
理由の一つとなったのが村長の「村の職員はわからん」という発言です。
村によりますと、一部の職員の能力を批判する発言を村民や他の市町村長などにしていたといいます。
このほか、村所有の施設で発覚した賃金の未払いについて対応が進んでいないことなど6つの問題点が挙げられました。
松谷村長をめぐってはことし6月の議会でも辞職勧告決議案が可決されながらも続投。
採決の結果、8対1の賛成多数で可決となりました。
6月の辞職勧告には法的拘束力はありませんが、不信任決議案が可決されたことで村長は地方自治法に基づき10日以内に議会を解散しない場合は失職することとなります。
■松谷浩一村長
「これからの村政において村のためにどのような判断が良いのか考えた上で判断をしたいと思います」
失職か、解散か…熊本豪雨から5年、復興が進む球磨村で村長の判断が注目されます。
(12/12 18:55 熊本県民テレビ)
・TOP
Copyright(C)NNN(Nippon News Network)