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同性婚訴訟「社会は変化するのに」高裁判決受け熊本原告の母親も訴え(熊本県)



同性どうしの結婚を認めないのは憲法に違反するとして、同性カップルらが国を訴えた「同性婚訴訟」。全国で2審の判決が出そろったことを受け原告らが2日、集会を開きました。熊本の原告の母親も息子とともに家族としての思いを訴えました。



■熊本在住の原告・ゆうたさん
「最高裁での判決は人を人として認めるまともな判決になるとわたしは信じています」

同性婚をめぐる裁判は、全国の同性カップルがこれまで全国5か所で6件の裁判を起こしています。
先週、東京高裁は高裁としては初めて憲法に違反していない「合憲」とする判断を示しました。


判決を受け2日夜、国会議員に全国の当事者の声を伝える院内集会が開かれました。

■熊本在住の原告・こうぞうさん
「命は有限で時間がありません先延ばしせず、問題を直視した、真摯な議論で同性婚の法制化を必ず進めてください」



熊本で暮らす原告こうぞうさんの母は初めて公の場にたち、息子をとりまく現状を思い同性婚の法制化を訴えました。

■こうぞうさんの母
「社会はどんどん変化していくのにこの問題だけは置き去りになっています。どうか法制化できるようお願い致します。日本に住んでいる世間一般の人々と同じにしてください。同性婚を望んでいる人にも幸せを与えてくださいお願いいたします」

弁護団によりますと、早ければ来年にも最高裁での議論が始まる見通しです。

(12/03 20:13 熊本県民テレビ)

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