■年末年始 階段・廊下に障害物は?ビル火災防止で消防が特別検査(熊本県)
忘年会や新年会など飲食の機会が増える年末年始を前に、熊本市の中心市街地で消防による特別検査が始まりました。
1日から始まった、熊本市消防局による避難施設の特別検査。対象は、中心市街地にある3階以上、もしくは地下に飲食店などが入る建物のうち「階段が1つしか設置されていないビル」で、285あります。熊本市消防局は毎年、空気の乾燥で火災のリスクが高まるのと同時に飲食店など利用者も増えるこの時期に検査を実施しています。
火災が起きた際、階段は重要な避難経路になります。しかし、避難の妨げとなる障害物があると、避難経路が十分に確保されません。また煙は階段をつたって上の階に上がりますが、それを防ぐため防火戸が閉まるのを障害物が妨げるおそれがあります。
1日に検査したビルは問題がありませんでしたが、熊本市消防局は、避難の妨げになるものを階段や廊下に置かないよう呼びかけています。
■熊本市消防局 予防課・林はるよ副課長
「廊下にモノを置かれていたり、おしぼりケースやビールの空き箱など放置されないように管理者のみなさまにはご注意いただきたい」
(12/01 18:45 熊本県民テレビ)
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