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【元気でね】熊本市動植物園のホッキョクグマ「マルル」 誕生日に釧路へお引っ越し(熊本県)



熊本市動植物園で多くの人たちに愛されたホッキョクグマの「マルル」が、13歳の誕生日を迎えた8日、10年以上を過ごした熊本を旅立ちました。

多くの人に囲まれ誕生日を祝ってもらうホッキョクグマのマルル。
6日、ひと足早く13歳を祝う誕生日会がありました。
ファンからプレゼントされたフルーツや魚を食べたり、氷に体をこすったりする姿も。

■お祝いに来たファン
「やっぱり寂しくなりますね、毎日追いかけてきたから」

マルルの姿をしっかりと目に焼き付けます。

■KKT畑中香保里アナウンサー
「マルルの歓迎会に参加しようと およそ100人ほどの人が詰めかけ、行列ができています」

マルルが熊本に来たのは2014年、1歳3か月のとき。北海道の円山動物園から預かりました。
10年以上熊本で愛されてきたマルル。
しかし、絶滅危惧種であるホッキョクグマの国内での飼育・繁殖の管理を進める計画の一環で、北海道の釧路市動物園に移ることに。

6日の誕生日会には約400人の応募から選ばれた60人が参加。別れを惜しむ声が…

■訪れたファン
「マルルが一番好きで、北海道に行くって聞いた時に(娘が)泣いていた」

■訪れたファン
Q.マルル見られてどうだった?
「うれしかった」
「元気でね」

■訪れたファン
「もう涙が出てきます。子どもが 行くような感じで」

そして、8日。
マルル旅立ちの日。

「マルルありがとう〜!」

多くの人が集まり、別れを惜しみました。
13歳の誕生日を迎えた8日、北海道へ出発したマルル。
移動用の箱に入るトレーニングを重ね、トラックに乗せられる時も、落ち着いた様子だったといいます。
マルルは4日間かけて車と船で釧路へ向かう予定です。

■熊本市動植物園 飼育員・荒川壮平さん
「一番の思い出というか、きょうは一生忘れないと思います。正直いま見送ったのですが、多分あしたもいつも通りの行動を間違えてしてしまうのではないか、朝エサを用意して(マルルがいないことに)気づくかもしれないぐらい、寂しさはありますね」

(緒方太郎キャスター)
繁殖の一環で引っ越しということですが、釧路にマルルのお婿さんがいるということですか?

(永島由菜キャスター)
現時点では、いないということです。
日本国内には現在ホッキョクグマは31頭いて、そのうちの8頭が北海道で飼育されています。繁殖は複数の場所でペアリングが行われていますが、その計画の一環でマルルが引っ越したということなんです。

(緒方太郎キャスター)
マルルは釧路市動物園で来年1月3日から一般公開される予定です。

(12/08 19:43 熊本県民テレビ)

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