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学級閉鎖がまた1つ…インフルエンザ感染拡大止まらず 小学校も対策(熊本県)



インフルエンザの感染拡大が止まりません。11月26日の発表で、調査対象の医療機関1つあたりの患者の数が30人を超え「警報レベル」に達しました。そして11日に発表された最新の感染状況では50.06人と前週の1.37倍に。3週連続の「警報レベル」となっています。感染拡大をどう防ぐのか、熊本市の小学校の対策を取材しました。



■緒方太郎キャスター
「昇降口に入ってすぐ、子ども達の目に入るホワイドボードには【インフルエンザ予防】と書いてあります」

熊本市中央区の五福小学校。給食前の正午過ぎ。子どもたちは入念に手洗いを行っていました。そして、教室の窓を開けて換気。背景にあるのは、例年にないインフルエンザの感染力の強さです。

■熊本市立五福小学校・松岡美幸校長
「先々週に学年閉鎖が1つ、先週に学級閉鎖が2クラスありました。1人かかってしまうとクラスや兄弟関係とかへの広がり方が急速だなという印象を持っています」

12月7日までの一週間に確認された3604件を年代別にみると、15歳未満の子どもが2751件で、実に7割を占めています。カメラがお邪魔した五福小の1年生のクラスでは、インフルエンザを予防するための「合言葉」があります。


■児童
「うがい・手洗い・睡眠・栄養」

また教員は、子どもの体調に変化を感じたらすぐに体温を測るなどして、集団感染を防ごうと対応しています。

■熊本市立五福小学校・松岡美幸校長
「手洗い・うがい・栄養と睡眠、 基本的なところをしっかりして自分で健康作り、元気で過ごそうねと呼びかけていきたい」

県では、引き続き流行が続く恐れがあるとみていて、警戒を呼びかけています。

(12/11 19:22 熊本県民テレビ)

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