■金魚すくい用に出目金!「もなか」に香港から取材も?金魚の町・長洲を巡る(熊本県)
美しい姿が人々を魅了する「金魚」の生産地として知られる長洲町をめぐります。
■川又優アナ
「熊本が世界に誇るもの、それはこちら、長洲町の金魚です」
360年ほどの歴史がある日本有数の金魚の生産地、長洲町。体長40センチほどにもなる「ジャンボ獅子頭」など長洲町生まれの金魚もいます。
長洲町の金魚のことを知るため、創業58年の養魚場へ。ここでは、29種類の金魚を養殖しています。
■川又優アナ
「この金魚はどういった金魚ですか?」
■アクアランドコ永・コ永吉宏さん
「これはですね、金魚すくい用の金魚たちです」
いわゆる「すくい金魚」は、和金というシンプルな金魚が多い中、長洲町では全国的にも珍しい赤くて丸い琉金と黒く飛び出た目が特徴の出目金を養殖しているといいます。
■アクアランドコ永・コ永吉宏さん
「見て自分でもかわいいなって思わないとお客さんにはかわいいなって思ってもらえないと思うので」
長洲町には多い時、60人の養魚組合員がいましたが、今では11人に減っています。それでも美しい金魚は町おこしの柱です。その拠点が「金魚の館」。ここでは約30種類の金魚を見ることができるほか、キーホルダーや置物などの様々な金魚グッズが並びます。
さらに、長洲町では毎年この時期、2日間で5万人以上が訪れる金魚まつりが開かれます。この中で行われる九州金魚すくい選手権大会には個人と団体合わせて700人近くが腕を競います。
私の先生になってくれるのは去年の大会で優勝した、長洲町の宮里なつきさんです。
■川又優アナ
「金魚すくいのコツを教えてもらってもいいですか?」
■宮里なつきさん
「まず、ななめにポイをいれます。 水平に動かしてななめですくう」
簡単そうに見えますが、やってみるととても難しい…!
私は2つ目のポイで3匹、名人は20匹!
でもすくえるとうれしいし楽しい!15分ほど続けているとコツをつかみ、すくえるようになりました。
金魚が大好きだという宮里さんはことしも大会に出場します。
■宮里なつきさん
「20匹以上で優勝したいです。全国大会に行けたら50匹くらいすくいたいです。皆で長洲町を金魚で盛り上げていきたいなというのはあります」
今年の金魚まつりは5月3日と4日。金魚すくいに挑戦してみてはいかがですか?
そして金魚の町おこしはこんなところでも。創業70年以上のお菓子のよね村です。
■川又優アナ
「金魚のお菓子があると聞いたんですがどちらになりますか?」
■お菓子のよね村・米村愛弓さん
「こちらです。これ金魚もなかと言って、黒あんと白あんの2種類があるんですよね」
その名も「金魚もなか」!多い日には1日500個以上作りますが、すぐに売り切れるという人気ぶりです。
■川又優アナ
「見てください、かわいい。食べるのもったいない…けど、 食べます。いたただきます!あんこはつぶあんでとてもなめらかです。尾びれまでしっかりあんこが入っていて、どこを食べてもあんこが楽しめるので最後まで美味しくいただけます」
県外からのリピーターもいるという金魚もなか、最近はこんなところでも人気が…。
■お菓子のよね村・米村愛弓さん
「結構ね、外国にお土産として持っていくという人も結構いるんですよね。一回香港から取材がありました。手に触ってもらって開けてもなかの形を見て食べてもらったら一番いいと思うのでそれで来ていただいたらいいなと思います」
食べて、見て、体験して。ことしのゴールデンウィークは、長洲町の金魚に癒されに来ませんか?
(05/01 19:21 熊本県民テレビ)
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