■「菊池事件」再審求める1072人分の署名を熊本地裁に提出(熊本県)
ハンセン病とされた男性が殺人の罪に問われ、無罪を訴えながらも死刑が執行された「菊池事件」。
17日、弁護団や支援者が再審=裁判のやり直しを求める1072人分の署名を熊本地裁に提出しました。
1952年に熊本県の北部で役場職員が殺害された事件で殺人の罪に問われた男性は、ハンセン病を理由に隔離された「特別法廷」で死刑判決を受け、無罪を訴えながらも1962年に執行されました。
2021年に遺族が熊本地裁に再審を求め、今年7月に協議が終結しました。
来年1月末までに出される地裁の決定が注目される中、弁護団が提出した署名はこれで6万49人分となりました。
★弁護団・国宗直子弁護士
「死刑が執行された時点で再審が認められたものは今までに一度もないわけで、死刑が執行されているというのはすごく大きな壁だというふうに思います」
弁護団は今後も署名活動を続ける方針です。
(10/17 19:02 熊本県民テレビ)
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