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ガソリン暫定税率廃止に街の人は…(熊本県)



熊本県内のレギュラーガソリンの最新の小売価格は、173.7円/1Lと170円台が続いています。今、各党で議論が進むのが「暫定税率の廃止」。私たちの生活にどう影響するのでしょうか。

「次の総理」をめぐる駆け引きは最終局面。自民・公明・立憲民主の税制調査会長が議論した目下のテーマは…。

■自民 小野寺五典税調会長
「暫定税率の廃止の問題については早めに結論をつけたい。今、物価高で大変お困りの国民の皆さんいらっしゃいますので。」

ガソリン税の「暫定税率」の廃止です。
暫定税率は、1リットルあたり25.1円の税金です。
財源確保などのために上乗せされているもので、与野党は、年内で廃止する方向で合意しています。
街の人は…。

■街の人
「25円はうれしいなという感じがします」
「単純に家計に響いてくるので下がってもらえると大変ありがたいです」
「(価格を)下げるならそれで大丈夫なんですか? 下げた分どこかに影響がいくわけでしょ」

そこで、家計の負担はどれくらい軽くなるのか―。専門家を直撃です。

■有限会社Rita 1級FP技能士 須ア雅保さん
「交通の利便性が首都圏に比べたら低いんでですね。やっぱり車って切り離せない」
「今回都市部と地方での影響の差というのはある。特に九州・熊本あたりは影響が大きいと思います。」

家計や税金に詳しい1級ファイナンシャル・プランニング技能士の須ア雅保さんによりますと、暫定税率の25.1円が値下げされた場合、毎月50リットル給油する人は月およそ1300円、年間およそ15000円が浮くことになるといいます。一方で、須アさんが指摘しているのが、5月から行われているガソリンの定額補助です。暫定税率が廃止された場合、この補助はどうなるのかが注目点です。

★有限会社Rita1級FP技能士 須ア雅保さん
「補助金をつけているわけですから、こっち(暫定税率)は下げるよ、補助金はそのままだよということはないと思います」

(10/17 18:07 熊本県民テレビ)

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