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"昇格請負人" ロアッソ新監督・片野坂知宏氏ってどんな人?(熊本県)



明治安田J2リーグロアッソ熊本は、退任する大木武監督の後任監督を発表しました。新しい監督は、大分を2度昇格させた片野坂知宏さん。“昇格請負人”の手腕に期待です。



ロアッソ熊本の新しい監督に就任する片野坂知宏さんは鹿児島県出身の54歳。2016年に当時J3だった大分トリニータで初めて監督として指揮を執り、就任1年目でJ2昇格を決めました。一度退任したものの、去年、再び大分の監督に就任し、8月まで指揮を執っていました。

ロアッソ熊本の運営会社「アスリートクラブ熊本」によりますと、J1〜J3全てのカテゴリーで監督を経験し、攻撃的なサッカーを目指すとの考えが一致したことなどから選んだということです。片野坂さんはクラブを通じて「選手一人ひとりの力を最大限に引き出し、選手の成長とチーム全体として より粘り強く、より魅力的なサッカーをお見せできるよう全力を尽くします」とコメントしています。

片野坂さんの監督就任に選手もよく通うという飲食店を経営するサポーターは。



■ヒロミキッチン・?代壱(ふなざし・たいち)さん
「(片野坂監督の就任は)どんぴしゃだと思う。若い選手を育てるのが上手な監督という印象ですごく楽しみにしています。今シーズン途中で(選手が)迷っている部分を感じたので、そういうのを振り切って(来シーズンを)全力でやり切ってほしいと思います」

就任会見は12月10日に行われます。


【スタジオ】
(川又優アナ)
今年2月まで大分トリニータの取材を行っていて、その時の監督が片野坂さんでした。2月に片野坂さんにいただいたサイン色紙です。「ロアッソ熊本には負けません」と書かれています。



Q片野坂さんはどんな人?

物腰柔らかな人ですが、サッカーでは大きな声、全身を使って指示を出すなど熱い人!そして、サッカーについてですが、大分時代は、ゴールキーパーが起点となってボールをつないで攻撃をしかけたり、カウンターに見せかけた攻撃でゴールを奪うなど、“カタノサッカー”としてサポーターから多くの支持を受けていました。

(溝江翔平アナ)
カタノサッカーが熊本でも躍動するのか期待が高まりますね。その片野坂さんですが、改めて監督歴を見ていきます。

2016年に初めて監督になると1年目にJ2昇格を決めました。さらにJ2昇格から2年でJ1に押し上げました。2021年には大分を天皇杯準優勝にも導いた手腕の持ち主です。大分以外にもJ1ガンバ大阪でも監督経験があるなど実績十分です。

片野坂さんの攻撃的なサッカーがスタジアムを沸かせてくれることを期待したいです。また、育成にも定評があるので、若い選手が多いロアッソでもその力をしっかり還元してほしいですね。1年半でJ2復帰を目標とするロアッソ。片野坂さんには「勝利」と「育成」を両立させながら選手が躍動するサッカーを実現してほしいと思います。


(12/05 18:57 熊本県民テレビ)

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