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来春から「給食無償化」目指す熊本市 国から詳細な方針示されず市長困惑(熊本県)



熊本市が来年4月からの実施を目指しているのが「学校給食の無償化」です。国から詳細な方針が示されていないことに対し大西市長は困惑の色を見せました。

■熊本市・大西一史市長
「具体的な準備に着手できない状況であり、非常に困惑しております」

給食費の無償化について、2日の熊本市議会でこう答えた大西一史市長。国は来年度から全国一律で小学校の給食費の無償化を開始する意向ですが、中学校については明確になっていません。


現在、熊本市の公立学校の給食費は児童・生徒1人あたり
小学校で月額4800円、
中学校と特別支援学校で月額5600円を保護者が負担。
無償化を実施する場合、対象は約6万人で年間約35億円が必要だと試算しています。迫る給食費の無償化。ところが自治体への財政支援など詳細な方針がいまだ国から提示されていないといいます。


困惑の様子を見せた大西市長。今後、国の対応を注視しながら、来年最初の市議会で対応案を示すと話しました。

■熊本市・大西一史市長
「政権が変わったり、いろいろな事情もあるのでいろいろ検討していただいていると思うので、全国の小中学生が安心して給食を食べられるようにするためにも、国の義務教育課程の中では責任を持って対応を考えていただきたい」


(12/02 19:49 熊本県民テレビ)

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