■【済々黌・第一・熊本西・東稜・大津】2027年度入試から少子化で各40人削減(熊本県)
次は背景にあるのが少子化です。県立高校の募集定員をめぐり、県教育委員会は再来年度から学級数の削減を進めることを決定しました。一方で志願者が私立高校に流れるのではないかと懸念の声も上がっています。
県立高校の定員を巡っては、2日に県教委が2027年度の入試から済々黌、第一、熊本西、東稜、大津の5校の募集定員をそれぞれ1学級分40人削減することを決定しました。さらに2028年度の入試から熊本、第二、熊本北、玉名、人吉の5校でも1学級分40人減らす計画です。
募集定員の削減について、4日の県議会で次のような指摘がありました。
■公明党・城下広作議員
「2年間で県立高校の定員を400人削減することを決めましたが、私立高校と兼ね合いはどうされるのでしょうか」
県立高校の募集定員削減に加え、来年度から私立高校でも授業料無償化が導入されます。このため志願者が私立高校に流れるのではないかといった声が上がりました。これに対し、越猪浩樹教育長は「私立高校にも求めてきた定員削減について理解を得ることはできなかったが、2028年度までは定員を増やす計画はないことが確認された」と答弁しました。
その上で私立高校と継続的に協議を行うとしています。
(12/04 19:30 熊本県民テレビ)
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