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赤潮被害軽減へ「特殊なエサ」開発 養殖場で試験開始(熊本県)



毎年のように発生している赤潮被害の軽減へ向け養殖場で特殊なエサの試験が始まりました。



県の赤潮対策プロジェクトの一環として上天草市龍ケ岳町で行われた試験。赤潮による魚の「へい死」を減らそうと、国の水産技術研究所が開発中のエサを養殖場のシマアジやマダイに与えました。室内での検査では効果が認められていて、試験には2つの養殖業者が参加しました。



■田脇水産・田脇誠一さん
「赤潮がなくなることはないでしょうから、魚に負担のかからないようなストレスのないエサだったらとみなさん期待していると思う」


■熊本県水産研究センター・山下武志所長
「魚のサイズや種類を変えていろんな試験をしながら現場に普及していくのが最終的な目標」

養殖場での試験はことし9月まで行われ、実際に赤潮が発生した際に改良されたエサを与えながら効果を確認していくということです。


(07/16 18:51 熊本県民テレビ)

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