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立地可能性調査について中電・中川社長「完了時期お示しできる状況にない」 上関町への使用済み核燃料の中間貯蔵施設(山口県)



中国電力はきょう(30日)開いた会見で上関町で立地可能性調査が進められている使用済み核燃料の中間貯蔵施設について、調査完了の時期は「まだ示せない」としました。

中国電力は去年11月、中間貯蔵施設の立地可能性調査の一つであるボーリング調査の掘削作業を終了。現在、採取した試料の分析を進めています。

きょうの会見で中川賢剛社長は中間貯蔵施設の立地可能性調査の完了時期について示せるものはないとしました。

( 中川賢剛社長)
「現時点では具体的な調査完了時期をお示しできる状況にはありませんが地域の皆様の要望などを踏まえながら引き続き中間貯蔵施設の役割や安全性などについて丁寧に説明してまいります」
「設備の概要まで説明するかどうかについても地元の意向を踏まえて考えていきたい」

想定される施設の規模については、貯蔵容量が3000トンウランの青森県むつ市の中間貯蔵施設と比べ北野副社長は次のように述べました。

( 北野立夫副社長)
「むつの3000トンというのは相当大きいデザイン(設計)です」
「現時点ではなかなか難しいのかなと」

また、上関原発建設計画について、中川社長は「2050年のカーボンニュートラルを達成するためには維持していかなければならない重要な地点である」と話しました。

(04/30 19:54 山口放送)

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