■「純粋に何かに興味を持つことから始めてほしい」ノーベル物理学賞を2015年に受賞した梶田隆章さんが山口市で講演(山口県)
ノーベル物理学賞を2015年に受賞した梶田隆章さんの講演会が21日、山口市で行われました。
山口大学吉田キャンパスで行われた講演会には、学生や社会人などおよそ300人が集まりました。
梶田隆章さんは素粒子の一種=「ニュートリノ」に質量があることを発見し2015年、ノーベル物理学賞を受賞。
現在、東京大学の卓越教授などを務めています。
講演会は、山口大学が学術や研究の大切さについて知ってもらおうと開いたものです。
梶田さんは、日本の論文数が減ってきていると指摘しまずは純粋に何かに興味を持つことから始めてほしいと話しました。
(梶田隆章氏)
「カミオカンデという面白い実験に参加してたまたま最終的にニュートリノ振動を発見して能力とは関係ない」「自分が何をしたい、何を目指したい、そういう心を忘れないことが一番大切だと思う」
梶田さんは学生たちの質問にも答えながら、「仲間との交流も大切にしながら研究を進めてほしい」と背中を押していました。
(10/22 12:05 山口放送)
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