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【山口天気 夕刊10/21】深まる秋…今週後半はさらに冷える 激しい気温変化に気を付けて健康第一の生活を(山口県)



●県内は冷たい空気を持つ大陸の高気圧に覆われる
●今週後半は晴れ間多くなるとともに 朝晩は放射冷却の影響による底冷え強まる
●今週末は雲多く 多少雨が降る可能性も
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きょう21日(火)の県内は、いっそう秋本番らしいヒンヤリした空気に包まれた一日でした。最低気温は全般に16度前後で下関や萩、岩国など所々今シーズン一番の冷え込みに。



また、日中も曇りがちで日ざし控えめだったこともあり、最高気温は全般に20度前後にとどまりました。



一気に秋が深まってきたのは、今週になり、冷たい空気を持つ大陸方面の高気圧が日本付近に張り出してきたことによるものです。ただ、まだ高気圧の中心自体は大陸のだいぶ奥の方にあり、県内付近は高気圧の周辺部…高気圧のパワーが弱いぶん、なかなか雲が取れにくい状況が続いています。



この大陸奥地の高気圧は、このあと徐々に移動性の高気圧となって、じわじわと中心を南に移してくる見通しです。高気圧のパワーが少しずつ、しっかり県内まで及んでくることになり、あす22日(水)は、午前はまだ雲が多めですが午後ほど次第に晴れ間。そして木曜日、金曜日はよりシッカリ晴れる時間が多くなる、と見込んでいます。



一方でスッキリ晴れてくるほど、特に夜中は地面の熱がどんどん上空に逃げる「放射冷却」の影響によりグッと冷え込みが強まることに注意が必要です。木曜日、金曜日あたりは今シーズン一番の冷え込みになる所も多くなります。

今年は残暑が長引いたこともあり、まだ、なかなか秋を迎える気持ちにならない方、服装の切り替えが進んでいない方も多いようです。しかし、間違いなくグッと冷える日はやってきます。服装選びなど十分気を付けて、激しい気温変化で体調を崩さないよう、健康第一で過ごしていきましょう。



県内は、夜中は、少し通り雨の可能性もあります。
あす22日(火)夜明け以降は、雨の心配はほぼありませんが、午前中は引き続き雲が多く、午後から徐々に晴れ間が出てくる見込みです。引き続き秋本番らしいヒンヤリとした空気に包まれ、朝の気温は15度を下回る所が多く、日中の気温も20度ちょっとに止まるでしょう。



木曜日、金曜日は、しっかり晴れる時間が多くなりそうですが、朝は放射冷却の影響による底冷えが一段と強まるでしょう。一方で昼間は日ざしの温もりが感じられ、朝と昼との寒暖差が、より激しくなりそうです。
今週末は気圧の谷の通過で雲が厚みを増し、低気圧の発生具合によっては多少雨が降る可能性も。
来週は再び北風が吹きやすく、山口市内でも最低気温1桁の日が出てくるなど、秋はいっそう急ピッチで深まっていきそうです。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)


(10/21 18:24 山口放送)

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