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下関北九州道路の環境影響評価書とりまとめを前に知事意見 藻場の環境監視の実施などを求める(山口県)



下関北九州道路の環境影響評価が最終段階を迎えようとしています。

県が環境影響評価書を作成するのを前に、きょう(2日)、知事意見が出されました。

下関北九州道路は、およそ8キロ、4車線の道路であらたに関門海峡をまたぐもので、都市計画の手続きが続いています。

県は去年10月、工事が行われた場合、水質や生態系などにどんな影響があるのかを予測・評価し、保全措置を想定した「環境影響評価準備書」を提出していてこれに対する知事意見がきょう出されました。

そのなかで、藻場が存在する下関の福浦湾に橋脚などが設置されると水生生物への影響がでる可能性があるため、環境監視を検討することや、重要な植物群がある神社の林が橋の近くになることから日射量が変わっても質的に問題がないことを具体的な資料で示すことなどを求めています。

知事意見は、下関市長や地元住民、それに専門家の意見を踏まえたもので、今後は、環境影響評価の最終段階となる「環境影響評価書」が作成されることになります。

(05/02 19:33 山口放送)

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