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【山口天気 夕刊10/13】異例の暑さ続く10月…あす14日(火)も真夏日続出だが天気は下り坂 秋の深まりは今週末から(山口県)



●異例の暑さが続いた3連休
●連休明けのあす14日(火)も真夏日の所も 一方で天気は下り坂
●今週もしばらく気温高めの日々も 週末から一気に秋深まる気配
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3連休の間、県内は日ざしタップリの穏やかな天気の日々だったものの、昼間は季節外れの暑さでした。山口、広瀬、玖珂の3か所は、3日間とも最高気温30度以上の真夏日に。また、山口市内は11日(土)、玖珂、防府や宇部では12日(日)に、10月の観測史上最高気温の記録を更新するなど、10月にしては異例の暑さが続いています。



日本付近では、きょう13日(月)、台風23号が伊豆諸島の八丈島周辺を通過。また、この台風が南からの夏の空気を引っ張り上げるような形となることで、異例の暑さが続いている状況です。このため、本来の秋の空気は、朝鮮半島付近に伸びる前線の向こう側に退いています。



夏と秋の空気の境目である前線は、台風が日本から去ったあと、徐々に南下する見通しです。あす14日(火)の県内は、まだ南の夏の空気が優勢で最高気温が30度に達する真夏日の所もありそうですが、天気は下り坂で、夕方から夜にかけては広範囲でぐずつく天気になってくる見込みです。



季節の境目の前線はこの先、まだすぐには南に下がりきらず、今週は前線が日本付近を行ったり来たりで天気がスッキリしない日が多く、この時期にしては気温は高めの日々も続きます。しかし、週末の天気の崩れからは前線は一気に南下し、県内はガラッと秋の空気に変わる気配が見えてきています。

秋が深まる時は、かなり急に来ることになります。今はなかなか季節が進まない状況ですが、この先の急な気温変化を見据えた服装の準備などは、着々と進めておきましょう。



あす14日(火)の県内は、朝は晴れていても、時間とともに雲は増え、早ければ昼過ぎ頃から雨が降り出す所も。夕方から夜は本降りの雨や雷を伴う所もあるため、お出かけには大きめのしっかりした雨傘をご用意ください。10月にしては気温は高い状態は続き、日中は30度に届く真夏日となる所がある予想です。



今週はしばらく小刻みに天気が変わりやすく、木曜日、土曜日で、やや雨がしっかり降る時間が多くなりそうです。しばらくは、まだこの時期にしては気温は高めですが、土曜日の雨を境に日曜日から来週にかけては、一気に秋の深まりを感じる空気の冷たさになってくるでしょう。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)


(10/13 18:25 山口放送)

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