■北朝鮮人権侵害問題啓発週間スタート 長門市で初の学習会(山口県)
きょう(10日)から今月16日は北朝鮮の拉致問題について考える「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」です。
長門市できょう、拉致問題について理解を深めてもらおうと学習会が開かれました。
学習会は長門市が初めて開いたもので市の内外からおよそ20人が参加しました。
講演に立った「北朝鮮に拉致された日本人を救出する山口の会」の渡邉雅春副会長は国内の拉致被害者の状況などについて説明しました。
政府は国内で17人を拉致被害者として認定、このうち5人は2002年に帰国しましたが残りの12人については解決されていません。
県内では拉致被害者に認定された人はいませんが拉致の可能性があるとされる行方不明者が21人います。
これは中国5県では最も多く、21人のうち11人は名前などの情報を公表し県警が情報提供を呼びかけています。
(参加者)
「拉致は国と国の問題だと思ってたけど長門にも工作員が来たと聞いて他人事じゃないと思った国だけに任さず微力でもみんなで協力できたら」
渡邉さんは被害者家族は帰りを待ち続けていて「拉致の問題は拉致被害者の親から子どもへと代々残されている」と訴えていました。
(12/10 19:34 山口放送)
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