■大規模災害時、孤立集落にドローンで物資を輸送へ 山陽小野田市で実証事業〜運用マニュアルを作成へ(山口県)
大規模な災害が発生した際できるだけはやく孤立した集落に物資を運ぶことができるよう23日、山陽小野田市でドローンを使った実証事業が行われました。
山口県が主催した実証事業は、山陽小野田市で災害が発生し厚狭森広地区への道路が寸断され、住民との連絡もとれなくなっているという想定で実施されました。
孤立した住民との通信手段を確保するため、ドローンを使っておよそ30sある「衛星インターネット通信機器」を、厚狭川沿いの公園から山あいの避難所まで運びます。
ドローンは途中から自動運転に切り替えられ、10分ほどで、直線距離にしておよそ3.5q離れた厚狭森広地区の避難所に通信機器を運び届けました。
その後、現地で通信機器の接続作業が行われ、避難所の住民と会話ができるようになりました。
(県防災危機管理課 井上光宏課長インタ)
「道路が寸断(される)ということは、 山口県においても可能性としては十分ありますので、そういった場合にこういったドローンを活用できるというのは、非常に大きな意義があると思います」
この実証事業は、年内に周防大島町など3ヵ所で行われ、今年度中に県内全域で活用できる運用マニュアルが作成されることになっています。
(10/23 19:27 山口放送)
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