■【山口天気 夕刊10/22】夜中からしっかり晴れるが あす23日(木)は「放射冷却」強まる朝…一段と激しい寒暖差に注意(山口県)
●今夜〜あす23日(木)は晴天 夜中は放射冷却による底冷え強まる
●23日(木)朝は今季一番の冷え込み 昼は日ざしとともに一段と激しい寒暖差に
●来週はさらに気温ダウンの兆し…冬物の服が必要な冷え込みも
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先週はまだ真夏日があったのが嘘のように、季節がかなり駆け足で進んでいます。
特に、きょう22日(水)は、なかなか晴れなかったことで気温が上がらない一日…日本付近は北の冷たい空気と南の暖かい空気との境目で前線の雲が大きく広がっていて、この雲がなかなか取れず、県内は瀬戸内側ほど雨がパラついた所もありました。また、朝からほとんど気温が上がらず、最高気温は各地で20度に届かず、11月並みの肌寒さとなりました。
ただ、夕方になって、ようやく日本海側から雲が取れ始めました。あす23日(木)にかけては、県内各地でしっかり晴れてくる、とみています。ただし夜中からよく晴れてくると、地面の熱がどんどん上空に逃げる放射冷却の影響が強まります。
あす23日(木)朝は広く底冷えが強まり、徳佐では最低気温9度と今シーズン県内で初めて1桁の気温の可能性があるほか、各地で、今シーズン一番の冷え込みを更新しそうです。一方で、日中は日ざしタップリで気温は急上昇…一段と激しくなる寒暖差に対応しやすい服装選びなども、心がけていきましょう。
また、今後も季節の歩みは引き続き駆け足です。来週になると、今より強い寒気…山で雪となる目安の寒気が北陸方面まで南下する可能性が見えてきました。これにより県内でも来週は市街地でも最低気温1ケタになる日がやってくる、とみています。秋真っただ中から、いきなり冬支度も少し考えたい冷え込みも見えてきています。
夜の間に雲は少なくなり、あす23日(木)は朝から晩まで、安定した晴天が続きそうです。朝は放射冷却の影響が強まり、各地で今シーズン一番の冷え込みに。一方で日中の気温は23度前後まで上がって、山口市内は25度に達する夏日の可能性も。昼間は日ざしが暖かな陽気になるでしょう。気温変化に合わせて服装での調節を、シッカリお願いします。
あさって24日(金)も大体晴れますが、朝は強い底冷えに十分ご注意下さい。週末は気圧の谷の通過で雲が増え、土曜日午後から日曜日で一部にわか雨の可能性もあります。
来週はまた晴れ間が戻りますが、冷たい北風が吹き、いっそう強い寒気の流れ込みで晩秋の肌寒さ…朝晩は市街地でも、薄いコートなどが欲しい冷え込みになってきそうです。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)
(10/22 18:34 山口放送)
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