NNNニュース

サルを追い払うには花火は一度に10発以上打つこと…サル被害防止で下関で研修会(山口県)



サルによる農作物への被害が増加している下関市で、鳥獣被害を防止するための研修会が行われました。

研修会では、サル追い払う際には複数人で取り組むことが効果的などと示されました。

下関市豊田農業公園みのりの丘で行われた研修会では、地元の農業従事者などおよそ20人が参加しまず、野生動物保護管理事務所の研究員、赤松萌鈴さんが、サルの生態について説明しました。

赤松さんによりますとサルは雑食性で、メスを中心とした群れを作り、日の出から日没まで行動するということです。

続いて示されたのはサルの効果的な追い払い方法。

サルを追い払う際は2人以上で行うこととしたうえでロケット花火やBB弾を発射する電動ガン、パチンコなど複数の道具を使う、また、花火は1度に10発以上打つことによってサルが慣れないことにつながるということです。このほか被害の有無に関わらず四季を通じて繰り返し行うことがサルの追い払いに効果的としました。

(赤松研究員)
「追い払いと、誘因物の除去柵で農作物を囲う、あとヤブを掃う、これらを集落のみなさんで協力してやっていただくことが大事になってくると思います」

(参加者)
「みんなでやらなきゃいけないというのがあらためてわかりました」「山の中まで追えというのは、一つ勉強になりましたけどね」

研修会で参加者は塩化ビニル製のパイプを使ったロケット花火を安全に打つことが出来る発射器の作り方も学んでいました。


(10/14 19:27 山口放送)

TOP

Copyright(C)NNN(Nippon News Network)