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「健康保険証」が有効期限が切れ 2日からマイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」へと切り替わる(山口県)



「健康保険証」の有効期限が切れ、2日からマイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」へと切り替わりました。

山口県の利用率は全国平均を上回っているものの42.72%。

県内の医療機関を取材しました。

山口市の歯科医院です。

受け付けの半数ほどがマイナ保険証を使っているといいます。

こちらの男性はマイナ保険証を使い始めてまだ1週間です。

(70代)
「病院に行ってもマイナンバーカード皆さん出されるから、作ろうかなと。どのような利便性があるのかというのが分かんない」

(70代)
「お薬手帳を持っていなくても別の薬局行ったときにこれ飲んどってんやね、と言われたことがあります。便利になるかなっていう感覚はありましたね」

従来の健康保険証は1日に有効期限が切れ、2日からはマイナンバーカードと健康保険証が一体となった「マイナ保険証」に。

まだ、利用登録していない人は「資格確認書」を提示することとなります。

マイナ保険証を医療機関や薬局などにあるカードリーダーに置き、本人確認。

診療・服薬情報などを共有するかどうか同意が求められ、同意した場合には、医療機関側の情報確認がスムーズになります。

一方、この歯科医院では読み取りができずマイナ保険証による保険確認ができなかったケースもあったということです。

(受付を担当・清水恵里香さん)
「(確認が全くできなければ)一旦お支払いを10割でしていただいて後ほどご確認できたときに返金させていただく形になるかと思います。分かる限りは(一緒に)調べたりご対応はさせていただこうかなと思ってます」

山口県でのマイナ保険証の利用率は42.72%。

政府は「業務効率化による医療現場の負担軽減」を強調していますが、現場では依然、システム面の課題も残っています。

なお、暫定的な特例措置として来年3月までは期限切れの健康保険証でも保険適用が可能となっています。

(12/02 19:36 山口放送)

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