■福島第一原発事故からの復興の現状は…山口・山陽小野田市の高校で復興庁による出前授業(山口県)
2011年の東日本大震災で甚大な被害があった「福島県の復興」をテーマにした復興庁による出前授業が、山口県内では初めて山陽小野田市の高校で、行われました。
復興庁の出前授業を受けたのは厚狭明進高校の1年生です。
復興庁の中橋宗一郎参事官が2011年3月の東日本大震災で、福島第一原発の事故による原子力災害が発生した福島県の復興の現状を説明しました。
中橋さんによりますと福島県は除染などにより空間線量率が国内のほかの地域と同じ水準まで減少している一方、依然 県全体の面積の2.2%が帰還困難区域で、およそ2万6000人が避難生活を余儀なくされているということです。
続いて生徒たちはグループに分かれて、「福島県に関心を持ってもらい応援してもらうにはどのような取り組みが必要か」など3つテーマから1つ選んで、話し合いました。
(生徒)
「小学生の授業で数回習ったほどだったので知識が浅くてすぐ復興できるわけでもなく数十年かかったりすることがあると知ってとても驚いた」
(復興庁・中橋参事官)
「特に若い世代の方々に今後の災害に備えるきっかけにしてもらいたい災害への備えを自分事として考えてもらいたい」
復興庁が全国の学校で出前授業を行うのは4年目で、11月18日には萩高校で実施されることになっています。
(10/21 19:23 山口放送)
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