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平和への願いを共に… 浦上天主堂でフランシスコ教皇の追悼ミサ 多くの信者や市民が参列し偲ぶ《長崎》(長崎県)



今月21日に亡くなったローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇を追悼するミサが、長崎市の教会で行われました。

6年前には長崎を訪れるなど、市民と平和への願いを共にした教皇を、多くの人がしのびました。


27日、厳かな雰囲気に包まれて行われた フランシスコ教皇の追悼ミサ。

カトリック浦上教会には信者のほか、多くの市民も参列し、教皇をしのびました。

(カトリック長崎大司教区 中村 倫明 大司教)
「自信と勇気と希望をもらい、私たちの当たり前のことを当たり前のこととして行うことができることの恵みを願ってまいりましょう」



今月21日に、88歳で亡くなったフランシスコ教皇。

2019年11月には、長崎を訪問しました。



約3万人が参列したミサでは「核兵器は、安全保障への脅威から私たちを守ってくれるものではない」というメッセージを伝えました。

この訪問の約5か月前には…。



(フランシスコ教皇)
「日本の広島、長崎から、ピースメッセンジャーが来ています」

被爆地・ナガサキとヒロシマの “高校生平和大使” が、バチカンで教皇と謁見し、直接会話する貴重な機会も設けられました。



(フランシスコ教皇)「世界の平和のために活動を続けて下さい。続けることです。私だけでなく、神もあなたたちを見守っています。原爆の惨状を忘れないで」

おとといバチカンで執り行われた葬儀には、約170の代表団と60人以上の首脳らが参列し、会場周辺には約25万人が集まったということです。



浦上教会の追悼ミサには、田上元長崎市長の姿も。

(田上 富久 元長崎市長)
「本当に平和のために尽くしてくださったし、長崎のまちのことをとても大切に思ってくださった教皇だったので、本当にありがとうございますという思いを伝えたい」



次期教皇を決める「コンクラーベ」は、来月6日以降に行われる見通しです。

(04/28 20:00 長崎国際テレビ)

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