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愛犬の虫よけや日焼け防止にも「イージーオーダー服」ベビー服の縫製会社が飼い主の声を商品化《長崎》(長崎県)



様々な種類の犬に対応したイージーオーダーのドッグウェア。

ベビー服で知られる諫早市の縫製会社が、飼い主の声を生かして作りました。

青空の下、元気に駆け回る愛犬たち。

今月12日に、諫早市小長井町にオープンしたドッグラン。

(利用者)
「風と日差しが気持ちよくて、いいところ。人工芝で衛生的」

(利用者)
「すごく(人工芝が)柔らかい。わんちゃんたちの足にもいいみたい」


(美泉 井上孝輔 代表)
「人工芝の長さが4センチぐらいあり、そのうち半分に特殊な砂が敷き詰められています」

砂には “冷却効果’ や “消臭効果” があり、人工芝の底にはクッション性の高いフェルトを設置。

犬の足腰にかかる負担を軽減します。


このドッグランは、諫早市の縫製会社「美泉」が立ち上げたドッグウエアのブランド「PIF」の直営店に併設されています。



去年6月から通信販売やイベントの店舗で販売が始まり、口コミで人気に火が付いた4本足のドッグウェア『スキンフィット』。

犬種ごとにサイズなどを選び、犬の体形にあわせた1着をイージーオーダーで作ることができます。

(長崎市から)
「柴犬なので、どうしても毛が抜ける。それもカバーできるし、本人も嫌がらず着てくれてかわいいし、気に入ってます」

(大村市から)
「足まですっぽりのオーダーサイズなので、着やすい」

(美泉 井上孝輔 代表)
「私たちが作っている “スキンフィット” という4本足の服をわんちゃんが着た時に、実際どう動くかを試着して歩いてみないとわからないので、試着室という構想でドッグランを作ろうかと思った」


全身をカバーすることで抜け毛や汚れを防いだり、虫よけや日焼け防止など、犬の健康維持にも一役買います。



「美泉」は、オーガニックコットンの生地で作る ベビー用肌着などを手掛けています。

その技術とノウハウは『スキンフィット』にも活かされています。



(美泉 井上孝輔 代表)
「ここは通常、ベビー服を生産している生産ライン。ベビー服の小さな袖口を縫う特殊なミシンを使って、ワンちゃん用の袖口を作っている」



こだわりのドッグフードやアクセサリーが並ぶ店で、採寸をもとにサンプルを試着して注文することができます。

(井上弥那子 店長)
「各犬種とサイズのS・M・Lで、選んでもらう流れになる」



長崎市の平田智子さんと、愛犬の王子くん 1歳。

この日は、注文した服の受け取りです。

背中に犬種と名前がプリントされた服に、さっそく足を通します。


王子くんも、気に入ったようです。

(飼い主 平田智子さん)
「素材も赤ちゃんの肌着用が使われていて、思った通りのかわいい仕上がりでよかった」


(美泉 井上孝輔 代表)
「型紙を作っていると、犬種ごとに作るのがすごく難しい。飼い主と協力してくれるワンちゃんがいて、教えてもらいながら今に至るので、長崎のワンちゃんと飼い主には大変お世話になっている」

飼い主の声から生まれた、新たなドッグウエア『スキンフィット』。


(美泉 井上孝輔 代表)
「いろんなワンちゃんの生活の中にあるトラブルを、少しでも解決して1匹でも多くのワンちゃんに、寄り添えるような特別な洋服でありたいと思っている」


井上さんたちの愛情で作られた “オンリーワンの服” で、ワンちゃんたちはきょうも元気に駆け回ります。

ブランド名の「PIF」は“恩の先送り”という意味で(pay it forward)売り上げの3パーセントは保護犬などの啓発団体に寄付されるということです。

注文は直営店のほか、通信販売でも購入できます。

4月30日までは直営店のオープンを記念して、送料無料のキャンペーンを実施しているということです。

(04/29 07:00 長崎国際テレビ)

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