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車いすバスケ 鳥海連志選手 長崎で開催の「Push Up」公式戦に出場 大会の見どころは?《長崎》(長崎県)



長崎市出身で、車いすバスケットボール東京パラリンピック銀メダリストの鳥海 連志選手。

3日に長崎市で開催される試合の見どころや、ロサンゼルスパラリンピックへの意気込みを伺いました。


長崎市出身で車いすバスケットボール日本代表の鳥海 連志選手 26歳。

3日、長崎市のアミュプラザ長崎かもめ広場で開催されるバスケットボールのイベント『3×3マジデジマGAMES2025』内で、車いすバスケ3人制の公式戦『Push Up』に出場します。


(青木雄大アナウンサー)
「鳥海選手が立ち上げたプッシュアップという公式大会。これが九州初開催で、しかも地元で開催できることをどう思いますか」

(鳥海 連志選手)
「非常にうれしく思っている。地元の長崎だし、九州の、僕より若い選手が盛り上がっているのも知っているので、選手たちにも出てもらいながら一緒に盛り上げながら楽しんで車いすバスケをもっと広めていければいいな」

『Push Up』は、鳥海選手が車いすバスケを身近に感じてほしいと、2022年に立ち上げた3人制の大会です。

所属チームの垣根を越えて、大会ごとにチームを編成して優勝を争うもので、これまでは関東を中心に開催されてきました。

(鳥海 連志選手)
「全速力のトップスピードを争うというよりは、一つひとつのスキルの高さとかバスケIQやセンスみたいなところがうまい選手が、3×3ではトップに上がっていくのかなと思っている」

また 体育館などではなく、屋外で行うことも魅力のひとつと話します。

(鳥海 連志選手)
「僕がやっているプッシュアップは、まちなかでやっていて買い物をしている人がふらっとバスケを見られるとか。

0から1を作ることで知っている母数が増えたり、認知を広めることにフォーカスした大会」

日本代表経験のある選手も数多く出場する『Push Up』。


今大会には、鳥海選手とともに東京パラリンピックで銀メダルを獲得した? 義伸選手の出場もすでに決まっています。

(鳥海 連志選手)
「シンプルにレベルの高さだったり、スキルフルなプレーを見てもらいたいし、長崎で車いすバスケをやる機会は多くはないので、車いすバスケはおもしろい、かっこいいんだということを感じてもらいたい」


パリパラリンピックは惜しくも出場を逃し、悔し涙をのんだ日本代表。

鳥海選手は、2028年のロサンゼルス大会の出場を目指す代表チームで “副キャプテン” としてチームを牽引します。

(鳥海 連志選手)
「東京パラ前のチームの感覚って、自分よりチームにどう貢献するか。チームにどういう影響を与えていくか、フォーカスを当てている選手が多くて。

自分の利益よりチームに対する貢献を行う選手が多かったことで、気づきが多かった。
パリまでのチームよりも強くなっているし、これを継続して選手一人ひとりがチームのために、自分の成長を忘れずにやることが1番いい」

(青木雄大アナウンサー)
「ロス大会で出場することもそうですが、メダルの色はどこを目指して戦いたいですか」

(鳥海 連志選手)
「チームとしての色、どこまでということに関していうと、メダル獲得。僕自身もロスでしっかりメダルを取って、日本の車いすバスケの熱を出していきたいので、1日も無駄にできない感覚」


鳥海選手も出場する3日の大会『Push Up』は、午後1時〜午後5時まで行われ、車いすバスケの “体験会” も実施される予定です。


(鳥海 連志選手)
「車いすバスケを見て、プッシュアップは選手との距離が近いので、コミュニケーションをとる機会が多いのかなと思うので、見に来てほしい。一緒に盛り上がりたい」

(05/02 17:00 長崎国際テレビ)

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