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部員3人…不利な条件でも少数精鋭で挑む「創成館高校 体操部」インターハイ決勝目指す《長崎》(長崎県)



創部以来、全国大会への出場を続ける強豪校『創成館高校 体操部』。

今年は少数精鋭で、インターハイ決勝の舞台を目指します。


約20年前の創部以来、インターハイや国体など全国舞台の常連である創成館高校 体操部。

強豪校ながらも今年の部員は、団体戦に出場できるギリギリの人数、3年生の男子3人だけです。

現在の1、2年生に入部希望者がおらず、少人数で切磋琢磨しながら活動しています。


(山下 健心 主将)
「おのおの、得意な種目と苦手な種目を補い合えている。そこが創成館の強み」

山下 健心主将は、チームの強さに自信を持っています。

小学生から体操競技を始めた3人。それぞれの得意種目は…



(上近 絢心 選手)
「鉄棒やゆかが得意。脚力があるので、床の高さを見てほしい」



(稲葉 啓太 選手)
「あん馬。技がたくさん入っているところがアピールポイント」

(山下 健心 主将)
「跳馬。瞬発力のある脚力を使った演技を見てほしい」


男子の体操競技は、「ゆか」「あん馬」「つり輪」「跳馬」「平行棒」「鉄棒」の6種目で構成。

技の難易度を得点化した「Dスコア」と、技の完成度や美しさの「Eスコア」の合計点で競います。

去年11月の県新人大会の個人戦では、創成館の3人が表彰台を独占。


優勝した上近 絢心(けんしん)選手は先月、高知県で行われた全国選抜大会にも出場しました。

3人の次なる目標は…

(山下 健心主将)
「個人の目標よりも、団体で決勝に行くことを目指している」

全国の代表の中で「ベスト16」に勝ち上がると立つことができるインターハイ決勝の舞台。ただ 創成館は、ライバル校に比べて不利な条件で臨むことになります。


体操の団体は基本的に4人が演技を行った上で、各種目の上位3人の合計点がチームのスコアとなりますが、創成館の場合は…

(稲葉 啓太 選手)
「3人なので、誰もミスできない」

さらに 1人でも欠けてしまうと、団体の出場権すら失ってしまう状況です。


監督は、JOC=日本オリンピック委員会の指導員の経験がある 山ア 芳文さん。
3人を高く評価しています。

(山ア 芳文監督)
「いい選手なので(決勝に)行ける可能性は高いと思う。インターハイまで期間が少ないので、毎日の練習を集中して頑張ってもらいたい」


(山下 健心主将)
「去年とおととしも、悔しい結果になった。チームを引っ張る演技をして、3人でインターハイ決勝に行けるように頑張る」

少数精鋭で奮闘する創成館 体操部。

目指すは、2016年以来となるインターハイ決勝の舞台です。

(04/26 07:00 長崎国際テレビ)

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