■蒲焼きを洗う!?“魚屋のひと手間”で家庭のウナギがおいしくなる!夏を乗りきる「ウナギ」と「シジミ」の価格は?(青森県)
まもなく「土用丑の日」。
早くから暑さが続くことしは、しっかりと栄養を付けてこの先の暑さに備えたいものです。
土用に欠かせない食材の価格の見通しと、よりおいしくいただく方法を取材しました。
★青森放送 伊東幸子アナウンサー
「19日は土用丑の日。さまざまな物価の高騰が続く中、ウナギなどの価格はどうなっているんでしょうか?魚市場で聞きます」
味わいたいのがうな重や、うな丼。
他の食品同様、ウナギも去年より高くなっているのでしょうか?
スーパーなどに多く出回る主に中国産のウナギは…。
★青森魚類 食品部 飯田司 部長
「(卸売価格は)昨年並み、もしくは若干の下げ相場となっています」
その要因は為替の変動です。
★青森魚類 食品部 飯田 司 部長
「昨年の7月は1ドル約160円だったものが、ことしの7月は1ドル140円前後と、輸入品に関しては1割ぐらい安く買えるということです」
ただ安く買い付けられても、輸送コストや人件費などは高騰しています。
★青森魚類 食品部 飯田 司 部長
「(販売)価格に関しては昨年並みだと思われます」
国産ウナギも、去年並みの価格で購入できそうです。
稚魚の豊漁を受け、在庫を残さないために価格が据え置かれたそうです。
ここからは『魚のプロ』直伝!
家庭でよりおいしくいただく方法です!なんと…、
最初に表面に付いているタレをお湯で洗い流します!
アルミホイルで高さを持たせた上にウナギを置いたら日本酒を回しかけ…「酒蒸し」に!
1尾でおよそ3分が目安です。
★青森魚類 企画課 西澤 誠さん
「いいところだな、いきますよ!」
蒸すと見た目にもふっくら!
最後に新しいタレをたっぷり煮絡めて…市場流が完成です!
★伊東幸子アナウンサー
「レンジ加熱だけしたものと全然違いますね!」
★青森魚類 西澤 誠さん
「ふんわりしてるっきゃ」
★伊東幸子アナウンサー
「柔らかくて」
★青森魚類 西澤 誠さん
「これがね、“魚屋”のひと手間!!」
つづいては…。
★伊東幸子アナウンサー
「せっかく青森県に住んでいたら、土用には県産のシジミも味わいたいところです」
古くから、土用シジミを食べると滋養がつくと言われています。
ことしは十三湖産、小川原湖産ともに例年より漁模様が良いそうです。
★青森魚類 鮮魚部 林 翔平 課長代理
「去年と比べると(卸売)価格が下がっているので、お手頃感はどちらの産地もあると思います」
お財布も「夏バテ」しないように、ウナギと県産シジミでお得に夏を乗り切りましょう。
取材に協力して頂いた青森市中央卸売市場では19日に「水産の朝市!」が開かれます。
ウナギと県産シジミも販売されるそうです。
(07/16 20:10 青森放送)
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