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サバもイカも獲れない…赤字続く魚市場の“あり方”とは? 課題解決に向けた意見が寄せられる 青森県八戸市(青森県)



水揚げの不振と卸売業者の経営悪化に悩む八戸市魚市場のあり方を検討する専門部会が初会合を開き、議論を始めました。

専門部会は八戸市が水産業の未来を考える「八戸水産アカデミー」に設置され、初会合が開かれました。
八戸市魚市場では主力魚種の水揚げ量が10年前と比べてサバは84%減、イカは71%減と不漁が続いています。
水揚げの減少は魚を運ぶトラックや買い受け人の減少をまねき、卸売業者の八戸魚市場も6期赤字の経営不振に陥っています。
専門部会では将来にわたって魚市場を維持するため、課題の整理と具体的な対応策を検討します。
委員からは担い手の高齢化と後継者不足などが指摘され、県外の漁船に八戸港に水揚げを促すため、サービスの向上を求めるなどの意見が寄せられていました。

★八戸市水産事務所 茨島隆所長
「魚市場が抱える課題を解決に向けて、それぞれの立場の関係者から意見をいただいて取り組めるものを探していきたい」

専門部会は来年2月までには提言をまとめたいとしています。


(05/01 17:11 青森放送)

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