■高齢女性襲われ死亡した北上市でクマ1頭駆除 市は「女性を襲ったクマと同じ個体の可能性高い」 確定するまでは警戒を 岩手(岩手県)
7月4日、高齢の女性がクマに襲われ、死亡した北上市和賀町で11日朝、クマ1頭が駆除されました。市は女性を襲ったクマと同じ個体の可能性が高いとみて確認を進めていますが、引き続き警戒を呼び掛けています。
北上市 八重樫浩文市長
「本日朝6時10分ごろですが、民家の小屋から出て川の方に向かっていた山口地内のクマ1頭を猟友会で発砲し、駆除した」
市と警察によりますと、10日夜、北上市和賀町山口地区の民家の倉庫にクマが侵入。11日午前6時ごろにも同じ倉庫にクマが侵入し、警察と猟友会などが駆けつけて爆竹を鳴らしました。
クマはその後、近くにある川の方向へ走って逃げたことから、猟友会は民家に危険が及ばない状況と判断し、猟銃で駆除しました。
山口地区では、1週間前の7月4日、自宅の居間で81歳の女性がクマに襲われ亡くなったほか、被害も相次いでいます。
駆除されたクマは倉庫の窓を開けて中に入っていたことから、市は1週間前、女性の家に侵入し、襲ったクマと同一個体の可能性が高いとみています。
警察と専門家が現在、DNA鑑定と胃の内容物による確認を進めています。
住人
「一安心は安心だけど、果たして人を傷つけたクマかどうかは分からないので、今のところ一番の心配というか」
北上市 八重樫浩文市長
「同一個体かどうかが確定するまでは、注意を怠らないでいただきたい」
北上市によりますと、ことしはクマの出没が多く、11日も同じ山口地区やその付近で目撃されています。
近くにある和賀西小学校は、安全が確認されるまで保護者による児童の送迎を続けていくことにしています。
(07/11 18:44 テレビ岩手)
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