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【クマ対策】市街地出没のクマ 盛岡市が麻酔吹き矢で捕獲強化へ職員確保(岩手県)



市街地でのクマの出没に盛岡市が新たな対策です。市は、獣医師などの資格をもつ職員を確保し、麻酔の吹き矢を使った捕獲を強化する方針を明らかにしました、

内舘市長
「麻酔を用いた捕獲についても職員を確保し、資格取得などの準備を進めています」

これは、内舘茂市長が2日の定例会見で明らかにしました。麻酔の吹き矢を使ったクマの捕獲について盛岡市では現在、市が委託した市動物公園の職員1人が対応しています。

市は、この体制を強化するため、獣医師や公衆衛生医師の資格を持つ市の職員7人を新たに確保。麻酔を調合できる資格の取得に向けて、県に申請したということです。

市は緊急銃猟の体制を整えていますが、麻酔による捕獲を強化する狙いについて、内舘市長は次のように述べました。

内舘市長
「人目もありますし、実際に撃つ(時に)、万が一何かあったらという、そういう面ですけども」「その中で麻酔による対応というのは、盛岡の中心部では有効な対策」

申請の許可は1月1日をめどに下りる見込みで、市は今後、県の実施する研修に職員を参加させる予定です。

市によりますと、11月末現在、市内でのクマの出没件数は625件、捕獲した数は122頭で、いずれも過去最多だった2023年度のおよそ2倍となっています。

(12/02 18:56 テレビ岩手)

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