■盛岡市役所周辺にクマ出没 その後住宅街へ逃げ去る 通勤通学時間帯一時騒然 一部小学校は午後の授業取りやめに(岩手県)
23日朝、盛岡市中心部にクマが出没し、騒然としました。被害は確認されていませんが、小学校の午後の授業がとりやめとなるなど、市民生活に影響が出ました。
山口記者「通勤通学時間帯の盛岡市中心部にクマが出没しました。クマは中津川の河川敷・藪の中に入っているようです」
警察「クマが発見されています。クマが出没しています。川沿いは歩かず、できるだけう回してください」
クマが出没したのは、盛岡市内丸の盛岡市役所周辺で、成獣とみられるクマ1頭が午前8時前からおよそ2時間、庁舎裏手の中津川河川敷に居座りました。
警察によりますと、クマは23日午前6時すぎ、中津川下流の河川敷で目撃され、その後、岩手公園を通ったり、川を渡ったりしながら上流に移動したみられています。
警察と通行人
「内丸に行くんですが、この川にクマが出ていて、遠回りするか、違う道を行くか」
クマによる被害は確認されていませんが、通勤時間帯の市街地は騒然としました。
「川沿いにいる方、離れて!」
市役所職員 「現在、市役所の裏手・河川敷に クマが1頭潜んでいる可能性が高いです。付近を通行中の方は危険なので速やかに離れてください」
「県民会館付近、応援お願いします、どうぞ」
「クマいます」
クマはその後、午前10時ごろ河川敷から市内山岸の住宅街に逃げていきましたが行方は分かっておらず、警察などが引き続き警戒にあたっています。
この中、山岸小学校では、午後の授業をとりやめ、児童を保護者に引き渡し、帰宅させる措置を取りました。
孫を迎えに来た女性
「住宅街に出ると、安心して過ごせない」
孫を迎えに来た男性
「ここまで来たかという感じ。きのう(公園)はびっくりした。よく孫が遊びに行く場所だったので」
一方、22日、山岸地区に近い市内下米内の公園に出没した子グマとみられるクマは、23日朝までに公園から立ち去りました。しかし、23日午後1時ごろ、公園近くで再びクマが出没し、同じ個体の可能性もあるとみて警戒が続いています。
(10/23 18:41 テレビ岩手)
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