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クマやシカなど野生動物から農作物守る「電気柵」 農家やJA職員が取り付け方学ぶ (岩手県)



クマやシカなどによる農作物の被害を減らそうと5日、山田町で電気柵の設置に関する研修会が開かれました。

研修会には、地元の農家やJAの職員などおよそ20人が参加し、野生動物から農作物を守るために設置する電気柵の取り付け方を学びました。

田んぼや畑など、農作地の周辺に電気の通ったワイヤーを張り、野生動物の侵入を防ぐ電気柵。

研修会では、岩手独自の常設型電気柵が紹介され、県の職員が設置方法を説明すると、参加者は熱心に耳を傾けていました。

県によりますと、昨年度、山田町の野生生物による農作物被害はおよそ1150万円に上るものの、その多くはシカによる被害で、クマの被害はまだないということですが、関係者は警戒を強めています。

いわき農園 岩城 創 さん
「(全国的に)クマの被害というのが新たに大きな被害として出てきています。まだそういった対策が出来ていないところも多いので、今回の研修会をきっかけに、そういった農作物を守るというところをみんなでやっていければいいかなと思っています」

5日研修会が開かれた地区では、今年度中に国の補助金を活用して田んぼや畑の周囲を囲う大規模な電気柵を設置する予定です。

(12/05 18:03 テレビ岩手)

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