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平和タクシー(盛岡市)15日で事業停止 破産申請へ 負債総額約3億900万円 従業員76人は解雇へ(岩手県)



 盛岡市に本社を置く平和タクシーが、15日午後7時に事業を停止することが分かりました。その後、破産申請を行うということです。

 東京商工リサーチ盛岡支店などによりますと、1963年に設立した平和タクシーは、盛岡市に本社・営業所を置き、県内3番目の規模となる70台のタクシーを運行しています。

 バブル景気などを追い風に、ピークとなる1996年6月期には6億6200万円あまりの売上高を計上しました。しかし、2009年、経営難に陥っていた杜陵タクシーを吸収合併したことで債務が急速に悪化。

 さらに、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、売上高が2億円台まで減少しました。

 コロナ禍が終息した後も、収益の改善には至らず、営業継続が困難となり、15日午後7時で事業を停止。タクシーは利用できなくなり、その後、破産申請を行うということです。

 去年6月期時点の負債総額はおよそ3億900万円で、従業員76人は15日付けで解雇されます。

 國枝康彦社長は、「社員と取引先、お客様には大変申し訳ない。社員は再就職できるように努力する」と話しています。

(07/15 18:43 テレビ岩手)

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