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警察庁長官がクマ出没現場を視察「地域住民の安全確保を最優先に」岩手・盛岡市 (岩手県)



警察庁の楠芳伸長官が、ことし10月にクマが出没した盛岡市内の現場を視察しました。楠長官は「地域住民の安全を守る使命感を持ち、任務にあたってほしい」と現場の警察官に指示しました。

警察庁の楠長官はまず、県警察本部を訪れ、およそ90人の警察官幹部や、ライフル銃を使用してクマの駆除に当たるプロジェクトチームを前に訓示をしました。

楠長官訓示
「クマ駆除の任務は、これまで警察が経験したことのないものでありますが、地域住民の安全を確保するという使命感と気概、そして全国警察が一丸となり、その総合力を発揮して活動しているという自負を持って、任務に当たってただきたいと思います」

このあと楠長官が訪れたのは、ことし10月にクマが出没し、居座った盛岡市本宮の原敬記念館です。当時、現場の指揮にあたったおおみや交番の所長などから、当時の説明を受けました。

楠長官は、図面を見ながら時折、指を指したり周りを見回すなどして状況を確認していました。

楠長官
「地域住民の皆様の安全・安心を脅かす深刻な事態になっているということを、改めて認識したところでございます」「警察といたしましては、クマによる人身被害を防止するため、引き続き自治体と連携して、地域住民の皆様の安全確保を最優先とした取り組みを進めていきたい」

楠長官はクマが出没した際の初動対応や、ライフル銃を使って駆除にあたる警察官に適切に任務を遂行するよう求めていました。

(12/02 18:56 テレビ岩手)

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