■宮古市田老の「災害史」まとめた内城弘隆さん(90)県芸術選奨受賞(岩手県)
県芸術選奨と美術選奨の受賞者の表彰式が21日行われ、宮古市田老の「災害史」をまとめた90歳の男性などが栄誉を授かりました。
今回44回目となる「県芸術・美術選奨」は、特に優れた創作活動を行った県出身者や県内在住者を表彰するものです。
昨年度は芸術選奨と美術選奨、あわせて9人が受賞し、達増知事から表彰状が贈られました。
このうち紫波町出身の元教諭、内城弘隆さん90歳は、赴任をきっかけに第2の古里になった宮古市田老の「災害史」をまとめ芸術選奨を受賞しました。
江戸時代から現代までに田老を襲った津波や大火などの災害について史実に基づき証言と体験談も交えながら臨場感を持って伝えています。
内城弘隆さん(90)
「田老はいろいろな災害があった。多種多様な災害が繰り返し起きている。それにも負けずにいろいろな方々が頑張った。なんとか後世に現代の若い人たちに伝えたいという思いが強くあった」「(近年)歴史上なかった記録的な災害がどんどん増えてきた。田老災害史を読んでもらって警鐘の書としてほしい」
内城さん、これからも創作活動を続けると話していました。
(10/21 18:40 テレビ岩手)
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