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【参院選】候補者を追うC自民党・平野達男候補(岩手県)



 プラス1では岩手選挙区に立候補した4人の選挙戦の様子や公約、意気込みなどを届け出順にお伝えしています。4回目は自民党の元職・平野達男候補です。

 岩手選挙区には、届け出順にNHK党の新人・吉田博信候補59歳、立憲民主党の現職・横沢高徳候補53歳、参政党の新人・及川泰輔候補46歳、自民党の元職・平野達男候補71歳の4人が立候補しています。

平野達男候補
「この人口減少社会に適応した社会づくりに向けた日本のビジョン、その公式の真ん中に座りたい。熱い熱い選挙になると思います。最後の選挙に全てのエネルギーを集中して戦わせていただきます」

 大勢が見つめる先で訴える、自民党の平野達男候補です。現在71歳。これが生涯最後の選挙だと意気込んでいます。

平野候補
「お集まりいただきまして、ありがとうございます。平野達男、ただいま到着いたしました。ありがとうございます」

 平野候補は、北上市出身です。東京大学農学部を卒業し、当時の農林省を経て、2001年の参議院選挙岩手選挙区に旧・自由党から出馬し初当選。3期18年務めました。震災の翌年、初代復興大臣に就任、予算委員会の委員なども歴任しています。農業・防災・財政に通じる、行動派です。

平野候補
「あの、手を上げてると疲れると思いますから『日本を動かせ』っていう、あれを降ろしていただいても結構でございます。ずーっと揚げていますんでですね」

 自分以外の衆・参両院の議員選挙では自民候補の選対本部長も務めました。地域の産業基盤強化、全ての世代が安心できる持続可能な社会保障制度の構築、医師の偏在や地方交付税などに見られる格差の是正、食料と木材の供給基地・岩手の地位を確立など、硬・軟、織り交ぜた演説で、公約を訴えます。

石破茂自民党総裁
「消費地の方々に、コメを作るのがどんなに大変なことなのか、そして農家の方々にどのようにして日本全体で手当てをしていくべきなのか。あっちでいい顔、こっちでいい顔、そういうことを平野達男はいたしません。こういう人に日本の農政を任せたい」

 自民党の石破茂総裁も、岩手屈指のコメどころ、奥州市にやってきて「国会返り咲き」へ後押しました。

平野候補
「物価上昇率を上回る賃金の上昇を実現しなければいけません」

 止まらない地方の人口減少に加えて、コメ価格高騰。前回敗れた参議院選挙ですが、出馬せずにはいられませんでした。

平野候補
「だんだんやっぱり参議院選挙に対しての関心も高まっているし、私なんかが主張する声についても耳を傾けていただいているというのは手応えとして感じているし、やっぱり風向きはだんだん変わっていると思いますよ。もう1回国政に戻して、仕事をやらせていただきたいということですよ。 そこはぜひ私に任せていただきたいという、その一点に尽きるかと思います」

(07/17 19:28 テレビ岩手)

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