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【熱戦続く】夏の高校野球岩手大会3日目(岩手県)



 夏の高校野球岩手大会、11日は1回戦5試合が行われました。花巻球場では、女子マネージャーのノックで鍛えられてきた水沢と、県内の公立高校最多となる夏の甲子園出場経験がある福岡が激突しました。

吉岡キャスター
「水沢の試合前練習が行われています。ノッカーはマネージャーの及川由唯さんです。ソフトボールの経験がある及川さんは新チームとなった秋からノッカーとしても選手たちと成長してきました。チーム一丸で勝利を目指します」

 相手は、創部120年を超える伝統校で、公立高校最多11度目の夏の甲子園を目指す福岡。25時間かけて学校から歩いてきたバンカラ応援団も気合十分です。実は、両校これまで岩手大会の決勝で2度対戦し、いずれも福岡が甲子園に出場しています。

 水沢は、2回に先制され、なおも続くピンチ。ライト柴山の好返球で2点目は許しません。スタンドで見守る及川さんも大興奮。

 その後も及川さんのノックを何度も受けてき選手たちが難しい打球やヒット性の打球をうまく処理し、最少失点で凌いでいきます。

 しかし、打力のある福岡にじわじわと得点を重ねられ、4点ビハインドの8回には満塁のピンチが・・・

3番手の加藤が三振に切って取りました。

何とかみんなで守ってきた夏の初戦。最終回での逆転を信じましたが、
〈三振〉
笑顔が涙に変わりました。

水沢・及川由唯 マネジャー
「毎日泥臭く野球をやってきたのを私たちが一番近くで見てきたので、いいプレーが出たときには心の底からうれしかった。この夏は一番人生の中で思い出に残るものだった」

水沢・千葉哲平 主将(3年)
「いつもの練習をサポートしてくれるマネジャーがそろっていたので、本当にそういう環境で野球ができてうれしいことだと思う。野球部のつながりがここからもつながっていくので、これからも全員で頑張っていければ良い」

そのほかの結果です。
花巻球場の第2試合では水沢商業が大東・金ヶ崎連合に勝利。

きたぎんボールパークの第1試合は同じ地区対決。千厩が一関修紅を4対1で破りました。第2試合は一関二高が岩谷堂を5回コールドで下し、第3試合の沿岸対決は、高田が釜石商工に3対1で勝ち、2回戦に駒を進めました。


(07/11 17:38 テレビ岩手)

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