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盛岡・複合商業施設「monaka(モナカ)」オープンから1周年  (岩手県)



 盛岡市中心部にある複合商業施設「monaka(モナカ)」が、11日でオープンから1周年を迎えました。

盛岡市中ノ橋通の「monaka」は、地下1階・地上4階建てで、2019年に閉店した「Nanak」の跡地に整備され、去年の7月11日にオープンしました。

食料品や雑貨、飲食などおよそ50の店舗が入り、施設を核に中心市街地のにぎわいづくりも期待されています。

11日は午前10時の開店を前に、モナカの澤口淳社長があいさつをしました。

澤口淳社長
「1周年をひとつの通過点としてとらえ、毎日をブラッシュアップしながら、さらにわくわくする魅力ある店舗づくり、商品開発を進めていきたい」

11日はオープン前から長い行列ができました。

山口知己記者
「monakaの1階、生鮮食品売り場です。1周年記念のお得な商品を買い求める多くの人で、平日の午前中からにぎわっています」

 11日は限定のイベントも行われ、肉やお茶、パンの詰め合わせなど、13の店舗で記念の福袋が販売されました。

 また、2000円以上買い物をした先着200人に、紅白の大福がプレゼントされました。

客「前よりも人が増えているし、すごくいいと思う」
客「小さい子どもがいるので病院もあって、なおかつ下にスーパーもあって、食べるスペースもあったりだとか、子連れや高齢者の方も多くて、幅広い年齢層の方が利用しやすい施設だなと思う」

 「monaka」によりますと、オープンからの1年間で来館者はおよそ300万人。1日あたり、平日は8000人から9000人、休日は1万人が訪れていて、売り上げも黒字で推移しているということです。

モナカ 澤口淳社長
「期待以上の集客ができて安心しているが、まだmonakaの中身が未完成で店が誘致されていないところが多々あるので、これから補いながら進めていきたい」

 一方、施設の隣に整備予定だった「高層マンション」については、建設工事の入札が不調に終わったことや、資材・人件費の高騰を受けて、いまも建設計画の見直しが続いています。現在は一時的に駐車場として活用されています。

澤口社長によりますと、オフィスビルや店舗など新たな活用案も出ているということですが、「マンションであってもそうでなくても、人の流れが生まれれば前向きにとらえたい」と話しています。

今後に向けた動きもあります。

 施設1階には、人気のファストフードチェーン「ケンタッキーフライドチキン」が9月に出店予定で、ファミリー層など新たな客の獲得につながると期待されています。

 開業から1周年。記念イベントは13日まで行われます。「monaka」はこれからも、商業と暮らしが交わる場所として、にぎわいの中心を目指します。

(07/11 18:41 テレビ岩手)

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