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旧国鉄の食堂車 盛岡から石川県に到着 能登被災地復興の一助に(岩手県)



盛岡に長年置かれていた旧国鉄の食堂車が、能登半島地震の被災地の復興に役立ててもらおうと12月9日、石川県に到着しました。

石川県小松市に到着したこの車両は、東北や北陸地方を走っていた旧国鉄の特急列車で、食堂車として使われていました。

盛岡市上太田に38年間、置かれていましたが、所有者の山崎賢一さんが石川県のNPO法人北国鉄道管理局に無償で譲り渡しました。

山崎賢一さん
「『食堂車皆さんの復興のためになるのであれば差し上げます』って言ったんです」

食堂車両を乗せた大型トラックは、3泊4日かけて盛岡から石川県小松市まで880キロの道のりを走り、12月9日にたどり着きました。

NPO法人 北国鉄道管理局 岩谷淳平代表理事
「ほんとにホッとしました。昭和の文化、20世紀の時代というものを紡ぎ続けて、つなぎ続けてかけ橋にしていきたいと思います」

旧国鉄の食堂車は来年の春から補修を重ねた後、石川県の人たちに楽しんでもらい、能登半島地震からの復興の一助になることが期待されます。

(12/12 18:44 テレビ岩手)

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