■夏の高校野球岩手大会 大船渡VS専大北上 盛岡誠桜VS北桜(岩手県)
夏の高校野球岩手大会です。悪天候で15日に順延となった6試合が16日行われ、山林火災で部員が避難生活を余儀なくされた大船渡高校も登場しました。
■第1試合
林将生アナウンサー
「2月に発生した山林火災。その逆境を乗り越えた大船渡ナインは春ベスト4の専大北上と激突します」
山林火災の影響で、一時、部活動ができず避難所で過ごす部員もいた大船渡高校。それでも地元に元気を届けようとチームの結束を強めて大会に臨みました。先発は新沼、5回までに5奪三振、被安打わずか2の好投で相手に流れを渡しません。
一方、専大北上のエース・秋山。初回にヒットを許すもその後は7回まで19人を連続で打ち取る圧巻の投球を披露します。
試合は8回、専大北上はランナー1、3塁で1番・下坂がレフト前ヒットを放ち、1点を先制します。
その後、マウンドに上がったのは大船渡のエース・熊谷。山林火災で避難所での生活も経験しました。
大船渡 熊谷投手
「被害を受けた大船渡から元気を届けたいという気持ちと最大限のプレーをしたいという思いでマウンドに立ちました」
満塁のピンチを力強い投球で切り抜けます。すると反撃の一打を放ったのはエース・熊谷とともに避難生活を送った5番・佐藤。打球はライトの頭上を大きく越える2ベース。
大船渡 佐藤選手
「火災とか大変な目にあっても負けずに弱気なスイングにならないように強めに振っていきました」
その後、3塁までチャンスを広げた大船渡でしたが、得点は叶わず。敗れたものの、攻守に躍動する姿は多くの人に元気を与えました。
大船渡 山本康介主将
「色々なことがあったが、チームが全員で支えあって夏に向けて盛り上げていくことが出来てよかった」
■第2試合
第2試合は盛岡誠桜と北桜が対戦しました。盛岡誠桜は3回、3番・柿崎のタイムリーを最初にこの回、一挙8得点!北桜を大きく突き放します。
北桜は5回満塁のチャンスで2番・高田。浅めのフライでしたが、3塁ランナーは迷わずスタート!1点を返し、その後もくらいつきましたが、力及ばず。北桜の熱い夏が幕を下ろしました。
■その他の結果
その他の結果です。きたぎんボールパークでは去年の夏べスト4の盛岡第一が福岡を3対1で下しています。
花巻球場では一関二高が10対2で水沢商業に勝利。
第二試合は盛岡商業が10回に及ぶ延長戦を制しています。
盛岡第三は6回コールドで千厩を下し、3回戦進出を決めました。
(07/16 18:15 テレビ岩手)
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