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薬師岳の山岳遭難 山中の沢の近くで男性の遺体発見 大きな傷や滑落した形跡はなし 秋田・大仙市(秋田県)



大仙市にある登山道の入り口付近に、先月下旬から、福岡県のナンバーの車が置かれたままになっていて、1日、山中の沢の近くで、所有者の76歳の男性が遺体で見つかりました。

遺体に大きな傷や滑落した形跡がなく、警察が死因などを詳しく調べています。

現場は、大仙市太田町にある、標高約1200メートルの薬師岳です。

大仙警察署の調べによりますと、先月30日正午ごろ、大仙市の職員から、先月26日ごろから登山道入り口にある駐車場に福岡県の筑豊ナンバーの普通乗用車が置かれたままになっていると警察に情報が寄せられました。

所有者は、福岡県飯塚市のバス運転手・中山義光さん76歳で、先月20日に「宮城県の山に登りに行く」と家族に告げて出かけましたが、その5日後の25日に「山を下りた」と連絡があったのを最後に、行方が分からなくなっていました。

翌26日には、家族から福岡県警に行方不明の届け出が出されていました。

警察が1日、消防や大仙市とともに27人体制で捜索にあたったところ、午前10時すぎに、県警のヘリコプターが、山頂から南東に約2キロのところにある沢の近くで倒れている男性を発見。

その場で死亡が確認されました。

所持品などから、遺体は中山さんで、大きな傷や滑落した形跡がなく、警察が死因などを詳しく調べています。

(05/01 18:24 秋田放送)

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