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横手市の畑でクマがスイカを食い荒らす 1週間で150個以上が被害に 秋田(秋田県)



横手市の畑でクマによるとみられるスイカの被害が相次いでいます。

クマは連日のように畑に来ているとみられていて、食い荒らされたスイカの数はこの1週間ほどで150個以上に上っています。

今月末から収穫が本格化する夏の味覚・スイカ。

ところが…。

厚い皮がえぐり取られ、実の中がむき出しになっています。

さらに畑の周辺には皮がいたるところに散乱。

現場はスイカの名産地として知られる、横手市雄物川町の畑です。

被害はクマによるものとみられています。

先週、畑の所有者が見回りをしていたところ食い荒らされたスイカ10個ほどを見つけました。

被害はその後も連日のように確認されています。

影響は周辺の複数の畑にも及び、この1週間ほどで150個を超えるスイカの被害が確認されています。

農家
「何か残念とかそういう問題でなくて、がっかりするっていうかもう何としたらいいかっていう。いろいろ苗を買ったり資材を使ってる。そういうのがパーになるがら、もうゼロだから」
「困ったよ、本当に。4日くらい来たなクマな。やっぱり早く獲ってもらいたい」

10日は地元の猟友会のメンバーが駆け付け、被害状況を確認しました。

雄物川猟友会 佐藤忠義さん
「去年おととしの状況さ似ている。ただそれもその時よりも(出没が)早い。いまだかつてこういう風に白いの食べる、かじっているなんてほとんどなかったから。今年の場合はちょっと異常だ」

猟友会は、市を通じて、県に捕獲用のおりの設置を申請しているということです。

県内では、去年に比べ、クマの目撃情報が大幅に増えていて、より一層の警戒が必要です。

東北森林管理局は11日、福島を除く東北5県について今年の秋は、ブナの実が大凶作になるとの予測を発表しました。

エサとなるブナの実が少なくなることで、クマが人里へと下りて来るケースが増える恐れがあります。


(07/11 18:13 秋田放送)

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