■急に本格的な雪で「まだ夏タイヤだった…」国道13号では立ち往生も 雪降っても熊は出没か 福島(福島県)
上空に強い寒気が流れ込んでいる影響で福島県内は、会津や中通りの広い範囲で雪が降りました。本格的な雪とあって、交通機関などにも影響が及びました。
会津若松市では街のシンボル鶴ヶ城が雪に覆われ真っ白に。そのお城を背に子どもたちが学校に向かっていました。
会津若松駅前の赤べこに、白虎隊の銅像にも厚い雪が積もりました。
■通学の高校生
「一晩でこんなに積もるとは思いませんでした」
「(これ以上の雪で)電車が止まらないで欲しいなと思います」
郡山に通勤する男性からは…
■郡山に通勤する人
「(朝、雪を見て)びっくりしました。本当は車で通勤するんですけれど、きょうは大雪なんで、しかも夏タイヤだったので仕方なく電車で行きます」
冬支度が間に合わなかったという人も…。
午前中、前が見えなくなるほど、吹雪く時間もあった福島市。この雪でバスが遅れ、バス停の前には、通勤通学の人たちで長い列ができていました。
交通機関では東北新幹線に影響はありませんでしたが、在来線の一部の列車に遅れや運休が発生。福島市の国道13号では大型トラック4台が立ち往生して下り線が、一時通行止めとなりました。
県警によりますと、県内では車のスリップ事故も多く確認されたということです。
一方で、この雪の中のなか、福島市ではクマの目撃情報も。目撃された場所は、福島市の森合地区では午前8時20分ごろ、体長約1メートルのクマ1頭と体長約50センチのクマ2頭、合わせて3頭が目撃されました。
近くには小学校があり、警察などが周辺の警戒を強めています。
通勤通学など、影響をもたらしたこの雪ですが、この場所にとっては待ちに待ったものでした。猪苗代湖をのぞむ絶景が自慢の猪苗代スキー場です。待ち望んでいた大雪に、スキー場の関係者からは…
■猪苗代スキー場を運営するDMC aizu 山田隆太さん
「スキー場としては恵の雪でありがたく、今後のスキーシーズンに向けての準備がかなりはかどりますし、今後、明日まで雪が降ると思いますので、しっかりと積もって頂きたいなと思っております」
12月20日のオープンを前にして恵みの雪に喜んでいました。
(12/04 18:43 福島中央テレビ)
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