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「猪苗代湖の良さをアピールしたい」猪苗代湖がラムサール条約に登録 福島(福島県)



環境省は15日、福島県のシンボルでもある「猪苗代湖」が国際的な条約の一つ「ラムサール条約」に新たに登録されたと発表しました。ラムサール条約は水鳥が住む重要な湿地を国際的に守っていこうというものです。今回の登録はいわば、猪苗代湖が世界的に重要な湖であることが認められた形です。地元からも喜びの声が上がっています。

天を映す鏡のように美しいことから「天鏡湖」とも呼ばれる猪苗代湖。暮らしを支える水源である一方で冬にはコハクチョウたちが集い冬を越します。猪苗代湖を、世界に認めてもらい、この先も、美しいまま、未来につなげていこうと県と湖周辺の自治体はおととしからラムサール条約の登録を目指してきました。このラムサール条約。水鳥の生息域を守るため、湖や湿地などの保全に取り組んでいこうという国際的な条約で、郡山市によりますと今回、猪苗代湖は9つの基準のうち、コハクチョウの飛来数など 5つを満たしたということです。地元も、ラムサール条約の登録に喜んでいます。

■小林瑞記者
「リステル猪苗代の最上階(18階)のお部屋では、猪苗代湖を一望することができます。」

猪苗代町にあるこちらのホテル、370あるすべての客室から猪苗代湖が一望できます。晴れている日には、猪苗代湖と一緒に磐梯山なども見え、季節ごとに違った景色が楽しめると宿泊客に人気なんだそう。

■ホテルリステル猪苗代 営業部 支配人 荒瀬裕基さん
「扉を開けた瞬間、目の前に広がる猪苗代湖の壮大さに感動なされる方が多くございます。」「国際的な重要な湿地ということで、国内外にさらに注目されることになりましたので、教育旅行とか、観光研修とか、フォーラムとか、そういった向きのお客様にこの地に足を運んでいただければと思っております。」

今回の登録をきっかけに「猪苗代湖のことをまだ知らない」海外の人にもその魅力を知ってほしいと言います。

■ホテルリステル猪苗代 営業部支配人 荒瀬裕基さん
「今やインバウンドのお客さんが多くございますので、微力ながらホームページや各種媒体で、この猪苗代湖の良さをアピールしたい」


(07/15 18:48 福島中央テレビ)

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