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何をどうする?「北海道・三陸沖後発地震注意情報」 福島(福島県)



2022年12月の運用開始以来初めて発表された「後発地震注意情報」について改めて見てきます。

昨夜、地震が起きた青森県東方沖を含むこちらのエリアでは過去にも大きな地震が起きた後に続いてもっと大きな地震が起きる「後発地震」が確認されています。

まずは、1963年。択捉島南東沖ではマグニチュード7の地震が起きたおよそ18時間後にマグニチュード8.5の地震が起きました。そして、記憶に新しい2011年3月11日の東日本大震災も後発地震です。3月9日にマグニチュード7.3の地震が起き、その2日後にマグニチュード9.0の巨大地震が起きているんです。

今回、この想定震源域に入っている青森県東方沖でマグニチュード7以上の地震が起きたため、その後の巨大地震に注意が必要ということで、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表されました。

改めて、対象地域を見てみましょう。北海道から千葉県までの7道県182の市町村です。県内では、沿岸部すべての自治体、10の市と町が対象です。国は、事前避難は求めておらず1週間程度の備えを呼びかけています。

私たちができる備えを見ていきます。この注意情報は「事前避難」を求めるものではありません。大きな災害が発生した場合すぐ逃げることができるように備えを進めてほしいというものです。

具体的には避難グッズを近くに。例えば、枕元に置く、今の季節、寒さとの戦いでもありますから防寒着なども必要です。また、すぐに避難できる態勢で就寝することも大切です。すぐに逃げられる服装だったり、子どもや高齢者と同じ部屋で寝るなどして備えましょう。

高市総理も呼びかけていますが、過度に恐れることなく、社会経済活動を継続しながら、自分や自分の大切な人の命を守る備えをしてほしいと思います。


(12/09 18:36 福島中央テレビ)

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