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“新米”を味わって!お客さんを喜ばせる飲食店の工夫に注目・福島(福島県)



県内のスーパーにも次々と並び始めている収穫されたばかりの「新米」についてです。

コメの価格の高止まりが続く中でも「新米」を使い訪れた人に喜んでもらおうと企業努力を続ける飲食店に注目しました。

13日、3連休の最終日。

多くの人で賑わっていたのは、猪苗代町の飲食店「さざれ石」です。

何やら、真剣な顔をした親子が!
挑戦していたのは、新米の盛り放題です。

この日行われていたのは、収穫したばかりの「天のつぶ」や「コシヒカリ」を500円で5合ますに盛り放題にできるイベント。

■さざれ石 店長 伊藤桃子さん
「物価高騰で特にお米が値上がりしている中で、少しでもリーズナブルに皆さんの食卓に並んでほしいなという思いがあって」

ほとんどの人が1キロ以上を盛るんだそうで価格にすると、市場の半額ほどとかなりお得に!

■東京から来た親子(子は1歳、1.14キロ盛った)
「お米高いなって思ってますけれど、こういったのやってもらえればお得感があって嬉しいです。」

こちらの親子はどちらが多く新米を盛れるか勝負!激しい戦いを制したのは…

■計測している様子
「(娘)1.2(キロ)超えてる!(店長)すごい!」「(娘)私の勝ちでした!(親)負けました・・」

敗れてしまったお父さんも「ずっしりいただきました。家で美味しくいただきます」と話しお得に、楽しめたようでこの笑顔!

■さざれ石 店長 伊藤桃子さん
「物価高騰でなかなか新米に手が出ないかもしれないですが、やっぱり新米は1年に1回のビックイベントなので、そこはリーズナブルに、家族皆さんで食べていただきたいなと思っています。」

さまざまな食品の値上げが相次ぎコメの価格も高止まりが続いています。

全国のスーパーでのコメの平均価格は(9月29日〜10月5日)4205円と前の週と比べ6円下がったものの5週連続の4000円台に。

実りの秋を迎えた会津若松市の田んぼ。
トラックでやってきたのは、小熊 淳太郎さん。
小熊さんはいわき市でおにぎり専門店を経営しています。

わざわざこちらまで来た理由はというと…お目当ては会津産のコシヒカリでした。

これまで卸売業者を通じて米を仕入れていましたが、価格の高騰は想像以上だったと言います。

少しでも出費を抑えようと知人から農家を紹介してもらい直接コメを仕入れることにしました。

農水省によると2025年のコメの収穫量は2024年よりも大幅に増える見通しですが、これでコメの価格高騰が抑えられるかは不透明で、しばらくは店側の努力が続きそうです。

(10/15 17:10 福島中央テレビ)

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