■「過剰診断の有無 現時点での判断不可能」子どもの甲状腺検査 専門家会議が見解 福島(福島県)
原発事故のあと続けられている甲状腺検査をめぐり、専門家の会議は4日「過剰診断が生じているか現時点で判断は不可能」との見解を示しました。
県は原発事故のあと、県内の18歳未満だった子どもら約38万人を対象に定期的な甲状腺検査を続けています。
検査をめぐっては、若者の甲状腺調査・研究を行うJCJTC(若年型甲状腺癌研究会)が、治療の必要のないがんを見つける「過剰診断」が生じているとして、学校での検査などについて中止を求めています。
こうした指摘について、県の専門家会議「甲状腺検査評価部会」は4日、「過剰診断が生じているか現時点で判断は不可能で、専門学会による検証が必要」としています。
一方、今後の検査のあり方については、検査のメリットやデメリットを含めた情報を正しく発信し、それに基づいて検査を受けるか決められる体制を作っていく必要があるとしています。
(07/04 18:37 福島中央テレビ)
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